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活動弁士の映画史 映画伝来からデジタルまで

著:高槻 真樹

紙版

内容紹介

周防正行監督の最新作『カツベン!』(12月13日公開)で注目! 「活動弁士/無声映画弁士」120年の歴史のすべてを詰め込んだ初めての書籍!! 一般的には1930年代半ば以降は消滅したと思われている活動弁士という職業。しかし実はその後も現在に至るまで各地で絶えることなくその系譜は生き延びていた。本書は無声映画黄金時代の華やかな歴史を紹介するのはもちろん、戦時中、終戦直後から現在の状況までをすべて網羅。著者が独自に発掘した大量の資料、現役の弁士・関係者たちへの詳細な取材によって明かされる「もうひとつの映画史」。

目次

序章 活動写真弁士は本当に滅びたのか
第1章 映画伝来から旧劇・新派まで~弁士の登場
第2章 無声映画の黄金時代~弁士の確立
第3章 トーキーの到来~まだらの時代
第4章 残された謎の時代~戦時中・海外の弁士たち
第5章 焼け跡の弁士たち~無声映画復活の日
第6章 ホールを巡る弁士たち~「懐かしの」自主上映 二つの選択肢
第7章 東西の継承者~澤登翠と井上陽一
第8章 ミレニアムの転機~集う若手弁士たち
第9章 それぞれの活路~片岡一郎と坂本頼光
第10章 劇場への帰還~立つ演奏家・映画館主

著者略歴

著:高槻 真樹
1968年生まれ。「文字のないSF―イスフェークを探して」で第5回日本SF評論賞選考委員特別賞を受賞。「狂恋の女師匠」で第4回創元SF短編賞・日下三蔵賞を受賞。著書に、『映画探偵: 失われた戦前日本映画を捜して』『戦前日本SF映画創世記: ゴジラは何でできているか』(ともに河出書房新社)がある。日本SF大賞選考委員。

ISBN:9784910080017
出版社:アルタープレス
判型:4-6
ページ数:384ページ
価格:2800円(本体)
発行年月日:2019年12月
発売日:2019年12月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATF