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頭山満・未完の昭和史

日中不戦の信念と日中和平工作

著:石瀧 豊美

紙版

内容紹介

「日中戦うべからず―」(頭山満)
日本近代史を塗り替える!史料にもとづき、歴史の闇に葬られてきた頭山満とその仲間たちの日中和平工作の実相を初めて明らかにする渾身の書

歴史家によって中国大陸侵略者のレッテルを張られた頭山満は、実は日中和平工作の実行者であった。党派を超えて、戦時中の中国がただ一人信頼する日本人、それが孫文を助け、中国革命を支援した頭山満であった。玄洋社研究の金字塔

目次

はじめに:本書の成り立ち
序 章 孫文との強い絆
第一章 頭山満のパラドックス
第二章 頭山満と玄洋社、いまだ知られていない真実
第三章 頭山満と玄洋社:私はトンデモではない、たぶん。 
第四章 日中不戦の信念と日中和平工作
第五章 阿片王・里見甫の生涯をめぐるメモ
終 章 頭山満の人物像:大賢と大愚と
おわりに:ムスリム・モスク・コーラン
人名索引

著者略歴

著:石瀧 豊美
福岡地方史研究会会長・イシタキ人権学研究所所長(日本近代史)
第37回(平成24年度)福岡市文化賞受賞。
1949年,福岡市生まれ。宮崎県日向市で少年期を過ごす。佐賀大学理工学部物理学科中退。歴史研究は独学。明治維新史学会・軍事史学会に所属。福岡県地方史研究連絡協議会(略称・福史連)副会長。
著書に『玄洋社発掘──もうひとつの自由民権』(西日本新聞社,1981年),『増補版 玄洋社発掘──もうひとつの自由民権』(西日本新聞社,1997年),『筑前竹槍一揆の研究』(イシタキ人権学研究所,2004年),『近代福岡の歴史と人物──異・偉人伝』(イシタキ人権学研究所,2009年),『玄洋社・封印された実像』(海鳥社,2010年),『筑前竹槍一揆研究ノート』(花乱社,2012年),共著に福岡地方史研究会編『福岡市歴史散策 エリア別全域ガイド』(海鳥社,2005年),有馬学ほか『福岡県の近現代』(山川出版社,2021年),福岡地方史研究会編『福岡遊学 テーマ別福岡市近郊歴史ガイド』(海鳥社,2022年)など。山口輝臣・福家崇洋編『思想史講義【明治篇Ⅰ】』(ちく…

ISBN:9784910038780
出版社:花乱社
判型:A5
ページ数:390ページ
価格:3800円(本体)
発行年月日:2023年09月
発売日:2023年09月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ