亀井昭陽と亀井塾
著:河村 敬一
紙版
内容紹介
福岡藩の儒学者であり、父南冥の学業を継ぎ、
亀門学を大成した昭陽の教育に懸ける情熱と波乱の日々
1798年、福岡藩西学問所甘棠館は大火により学舎が焼失、廃校となる。祭酒(館長)であった亀井昭陽(1773-1836)は平士の身分となりながらも、父南冥の学業を継いで『論語語由述志』、『家学小言』他膨大な著述を残し、明治初期まで続く亀井塾を守り育てた。その生涯と学問。
目次
はしがき
文献引用について
Ⅰ 亀井昭陽の生涯 略年表風に
一・一─昭陽と亀井の五亀について
一・二─昭陽年譜考
Ⅱ 昭陽の人柄と学問
二・一─南冥との違いとその人柄
二・二─学問観
Ⅲ 著作をめぐって
三・一─原典資料文献から
三・二─『読弁道』の内容
三・三─『家学小言』に見る学問
三・四─和文の「防海微言」
Ⅳ 亀井塾で学んだ人々
四・一─学問所から私塾へ
四・二─私塾の始まり
四・三─亀井塾に列なる人々
引用・参照文献
あとがき