「気づき」を促進するプロジェクト授業の実践と考察 ードイツ語教育の現場からー
著:齊藤 公輔
著:田原 憲和
著:池谷 尚美
紙版
内容紹介
外国語学習は、学校を卒業とともに終るというものではない。その後も自主的自律的に学習を継続することが求められる。受け身なだけではなく能動的な学習態度を身につけるためには、「学ぶことを学ぶ」という意識で授業に参加することが重要である。外国語教育においても学習者が自律的に学習するために、アクティブ・ラーニングを用い、パソコン、タブレット端末、スマートフォンといったICT(Information and Communication Technology) を使った授業を取り入れる動きも増えている。学習者が自主的自律的に学習するには、学習者自身が「気づく」ことが重要だが、その「気づき」をうながすには、どのようにすればよいのか。本書では、ドイツ語教育の現場での、ICTを用いた他言語文化比較プロジェクトの実践活動、オンライン授業での実践報告から、学習者の様子を検証し、アクティブ・ラーニング型授業の現状と課題、今後の方向性を考察する。
目次
目次
はじめに 齊藤 公輔 … 1
ICTを使った多言語文化比較プロジェクトにおける、学習者の気づきについて 池谷 尚美 … 5
オンラインでのグループワークによる学びと気づき 田原 憲和 … 34
外国語教育における気づきの重要性と実践上の課題 齊藤 公輔 … 61
著者紹介 … 82