雪原に輝くふたりの大の文字
歌集
著:山川 純子
紙版
内容紹介
北海道網走市に生まれ育った著者の3冊目の歌集。雪に象徴される厳しい風土、その広い大地での牛飼と農耕の生活。そして娘との思わぬ死別の悲しみ、孫と一緒に暮らしその成長を見守る喜びがこの歌集の筆頭の特徴となっている。
目次
第Ⅰ章
夜の虹
空掃き分ける
散りし花びら
カウントダウン
尾を振りながら
牧草銀座
木の葉の音
生き上手なれ
牛舎がらんどう
亡き娘に会える気がする
第Ⅱ章
内孫授かる
一歳の意思
孫の足音
シュイカ、シュイカ
真モ除雪スル
三歳の主張
唐黍うんち
女ジャ無理
大丈夫ダヨ
秋の公園
サンタさん本当はいないよ
ああ、すっきり
空青深し
「大」の字
第Ⅲ章
東日本大震災
ホワイトアウト
姑逝く
アスパラ早く食べたいね
伊豆・箱根へ
世界遺産知床
薬剤揃えて
今日も雨降り
オロチョンの火祭り(網走市)
北海道胆振東部地震
ヤッホー
ジー、チョン
鮭のぼる川
弟逝きぬ
マスクの下
あれも此れも
光立ち上げて
あとがき