出版社を探す

聴覚障がい児・盲ろう児の発達支援テキスト

0歳からの発達支援 実践編

編著:黒田 生子
編著:大倉 得史
他著:星川 じゅん

紙版

内容紹介

今日、わが国では新生児聴覚スクリーニング検査の普及により、0歳台で聴覚障害が発見され、発達の最早期から支援を要する子どもが増加しています。
本テキストはこうした昨今の社会的動向をふまえ、主に児童発達支援の初任者(保育士、児童発達支援員、臨床発達心理士、言語聴覚士、視能訓練士等)を対象に、聴覚障がい児および盲ろう(視覚聴覚二重障害)児の早期発達支援に必要な知識を、2冊のテキストの学習を通して、段階的に学習できるよう構成されています。
本実践編の大きい特色として、当事者とその家族の参加と協力を得て、支援現場の熟練した支援実践者ならびに医療・福祉・教育・心理の各分野の研究者との協働により、当事者の生涯発達と生育後の社会参加を見据えて取りまとめがなされている点が挙げられます。
さらにテキストだけではわかりにくい検査法の実際や、当事者と家族の様子について、テキストに添付されたDVDの視聴を通して、個々に学習を深めることが出来るよう工夫されています。

目次

領域Ⅰ 聴覚障がい児・盲ろう(視覚聴覚二重障がい)児の発達支援の基本指針



第1章 当事者がより良く生きるための支援とは

 Ⅰ 乳幼児の主体性(こころ)と社会性を育む支援~関係発達論からの提言~

 Ⅱ 聴覚障がい児・者のQOL と感性的なコミュニケーション~人工内耳と手話、相互の対立を超えて

 Ⅲ 盲ろう(視覚聴覚二重障がい)児・者のQOL とコミュニケーション



領域Ⅱ 聴覚障がい児・盲ろう(視覚聴覚二重障がい)児の発達支援の実際



第2章 臨床発達支援の考え方~歴史的な変遷

 Ⅰ 幼小児難聴を取り巻く近年の社会情勢の変化

 Ⅱ 聴覚障がい・盲ろう(視覚聴覚二重障害)児・者のコミュニケーション・モード

 Ⅲ 聴覚障がい児の支援理念の変遷~聴能訓練法から聴覚学習モデルへ

 Ⅳ 聴覚障がい乳幼児の発達支援の考え方



第3章 臨床発達支援の実際

 Ⅰ 臨床発達支援の目的と一般的枠組み

 Ⅱ 0歳からの、コミュニケーションと日常生活をベースにした発達支援

 Ⅲ クリニックでの構造的な言語獲得支援・構音獲得支援

 Ⅳ 聴覚特別支援(ろう)教育現場の乳幼児相談

 Ⅴ 感覚器の障害と発達障害を併せ持つ子どもの支援

 Ⅵ 盲ろう(視覚聴覚二重障がい)乳幼児の発達支援

 Ⅶ 青年期以降の社会適応上の問題点と乳幼児期に考えるべきこと

付属物

DVD

ISBN:9784909375070
出版社:エスコアール
判型:A4
ページ数:212ページ
価格:4800円(本体)
発行年月日:2020年10月
発売日:2020年10月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS