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朝鮮人「徴用工」問題を解きほぐす

室蘭・日本製鉄輪西製鉄所における外国人労働者「移入」の失敗

著:木村嘉代子

紙版

内容紹介

韓国でなぜ「徴用工」訴訟が起きるのか? そもそもなぜ北海道や九州の工場に朝鮮人労働者いたのか? 「徴用工」問題を解きほぐして見えてきたのは、今の「外国人労働者問題」につながるこの国の「労働政策」の失敗と「未払い賃金」の総額――。地道な検証作業で複雑な問題をわかりやすく《見える化》した本。

目次

序章 朝鮮人労働者――いわゆる「徴用工」とは
第1章 室蘭で死んだ10代の「徴用工」の少年たち
第2章 日本製鉄輪西製鉄所の誕生
第3章 戦時体制下の労働のあり方
第4章 朝鮮人労働者の集団移入計画
第5章 日本にきた朝鮮人労働者の状況
第6章 軍需産業に組み込まれた朝鮮人労働者
第7章 朝鮮人労働者はどのように管理されたか
第8章 「産業戦士」にされる朝鮮人労働者
第9章 「徴用工」を働かせる労務管理者の訓練
第10章 敗戦と朝鮮人労働者の解放
第11章 「未払い金」をめぐる日本政府の対応
第12章 GHQが管理した北海道における「未払い金」
第13章 北海道から韓国へ――遺骨返還の旅
終章 徴用工裁判と日本企業の責任

著者略歴

著:木村嘉代子
木村嘉代子(きむら・かよこ)
北海道生まれ、静岡県・新潟県育ち。1990年からフリーライターとして東京で女性誌や情報誌などに携わる。ロンドン・パリでの活動を経て、現在、札幌などで社会問題を取材し、雑誌・機関誌・英字新聞などに執筆している。

ISBN:9784909281371
出版社:寿郎社
判型:4-6
ページ数:212ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2021年08月
発売日:2021年08月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF