「イルカは特別な動物である」はどこまで本当か 動物の知能という難題
著:ジャスティン・グレッグ
訳:芦屋 雄高
紙版
内容紹介
・イルカは人間に次いで頭のいい動物である
・イルカは心優しい動物である
・イルカはイルカ語を話している
・イルカは人権を与えるに値する「特別な」動物である
このような言説にはどれほどの根拠があるのか?
なぜこのようなアイデアが(特に欧米で)これほど広まっているのか?
チンパンジーやカラスなど、頭がいいと言われる他の動物と比べるとどうなのか?
ニワトリやタコ、ハチやヒツジの知的レベルはどう理解されているのか? 動物の知能を評価することが人間に可能なのか?
そして見えてくる動物の心・知能という難題と、倫理的難問。
神話化されてしまったイルカの真の姿を科学的に検証する。
目次
第1章 地球上で二番目に頭のいい動物
第2章 大きな脳が意味すること
第3章 イルカ思う、ゆえにイルカあり
第4章 論より行動
第5章 イルカ語は存在するか
第6章 最も優しい動物
第7章 新たなイルカ像