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日本の戦後政治歴史

回想の外交官生活

著:英 正道

紙版

内容紹介

戦後間もなく私学の雄慶應大学から外交官を志した著者が、40年に亘り外務省の様々な部局と英国、米国、タイ、イタリアの日本大使館で関わったスリルに満ちた体験について書き下ろした生々しい回想録である。「サイゴン陥落」、「ニクソン・ショック」、「湾岸戦争」などの歴史的瞬間を体験し、また日本の対外援助や発信活動の中枢に身を置いた著者が、これまで外部に全く知られていない多くのエピソードに溢れる貴重な外交の現場体験を、極めて率直に具体的に明らかにしている。巻末には米中両国の狭間で今後難しい局面を迎える日本外交についての著者の大胆で透徹した見解が示されている。文体も平易で読みやすく、かつユーモアに溢れた良き「読み物」でもある。外交官志望者のみならず、広く日本外交に関心を持つものに読んで頂きたい。

著者略歴

著:英 正道
1933年東京生まれ。慶應義塾大学を卒業後、1958年に外務省入省。経済協力局長、外務報道官、ニューヨーク総領事、駐イタリア大使を務め、1997年に退官した。鹿島建設常任顧問の後、日伊協会、英語交流連盟等の非営利活動に携わった。
著書に「Trade Problems between Japan and Western Europe 」(1979年)、「君は自分の国を作れるか 憲法前文試案」(2001年)、「新平和憲法のすすめ そして日本はどこへ」(2015年)、「トランプ登場で激変する世界 自立した日本外交と安全保障戦略」(2017年)がある。

ISBN:9784908993107
出版社:グッドタイム出版
判型:A5
ページ数:360ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2019年03月
発売日:2019年03月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPS