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CPCリブレシリーズ 11

中央沿線の近現代史 全1巻

著:永江 雅和

紙版

内容紹介

小田急、京王沿線に続く鉄道沿線史第3弾。〈旅する歴史〉
東京の大動脈、中央沿線の今と昔。街並み、乗客、列車、駅、この4つを平明に書き記す。「多摩」を「東京」に組み込んだ鉄道。なぜそこに駅は造られたか ? 軍事施設と路線の関係。各駅における文学者の足跡を紹介。写真・図・絵葉書でさらに沿線をメイクドラマ―わかりやすく読みやすい鉄道物語に。

目次

第1章 甲武鉄道からJRまで―中央沿線史へのイントロダクション
第2章 東京駅開設と神田の盛衰(東京駅~神田駅~万世橋駅)
第3章 「学生街」御茶ノ水と中央線(御茶ノ水駅~飯田橋駅)
第4章 「新都心」新宿はいかに形成されたか(市ヶ谷駅~四ッ谷駅~新宿駅)
第5章 中野駅前の大開発―鉄道大隊からサンモールまで(東中野駅~中野駅)    
第6章 「阿佐ヶ谷文士」と杉並区(高円寺駅~西荻窪駅)
第7章 「住みたい街」武蔵野市と中央線(吉祥寺駅~武蔵境駅)
第8章 「文士村」と工場進出(三鷹駅)
第9章 小金井桜と「はけ」の街(東小金井駅~武蔵小金井駅)
第10章 国分寺市と中央線―別荘地からベッドタウンへ(国分寺駅~西国分寺駅)
第11章 学園都市の形成と国立市(国立駅)          
第12章 「空都」立川の発展史(立川駅)
第13章 日野五社と団地の街(日野駅~豊田駅)        
第14章 「桑都」八王子と高尾山(八王子駅~高尾駅)
あとがき 関連年表。

著者略歴

著:永江 雅和
1970年生まれ。専修大学教授。一橋大学経済学部卒、同大経済学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(経済学)。
論文・編著書〈著書〉
『食料供出制度の研究』日本経済評論社、2013年
『小田急沿線の近現代史』クロスカルチャー出版、2016年
『京王沿線の近現代史』クロスカルチャー出版、2017年
〈論文〉
「世田谷の農地転用と農業委員会1960~1975」
(東京大学社会科学研究所『社會科學研究』58/3・4号)2007年
『向ヶ丘遊園の経営史―電鉄会社付帯事業としての遊園事業―』
(専修大学社会科学研究所『社会科学年報』第42号)2008年
「私鉄会社による路線・駅舎用地買収と地域社会―小田原急行鉄道(株)の事例」
(専修大学経済学会『専修経済学論集』48/2号)2013年
共著「よみうりランドと川崎市戦災復興事業―戦後レジャー会社と地方競馬」
(専修大学社会科学研究所『社会科学年報』48)2014年など。

ISBN:9784908823732
出版社:クロスカルチャー出版
判型:A5
ページ数:197ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2020年10月
発売日:2020年10月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNG
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:TRF