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心不全と緩和ケア

第2版

チームアプローチに向けて

訳:佐藤 幸人
編著:ミリアム・ジョンソン

紙版

内容紹介

本書は、世界に先駆け心不全緩和ケアが導入されつつある英国で発行された、「Heart Failure and Palliative Care: a team approach Second Edision」の日本語版です。心不全に緩和ケアを導入する困難さを踏まえつつも、多数のエビデンスと患者の生の声から、緩和ケア導入に向けた具体的な方法を提示しています。予後についての悪い知らせを、いつ・どのように伝えるのか。患者の身体的苦痛、心理社会的苦痛のほか、自己の存在の意味に関わるスピリチュアルな苦痛を察知し取り除くため、心不全チームは一体何ができるのか。症状緩和のためにはどの治療薬を用い、どの治療薬を中止するのか。そして、それぞれの患者にとっての「望ましい死」(good death)とは何であり、最期のときは、どこで・どのようなケアを受けるのが、最善なのか。
本書では、そのための実用的かつ現実的なアプローチを提案しています。

目次

第 1 章 心不全に緩和ケアはなぜ必要なのか
第 2 章 重症心不全症候群の病態生理
第 3 章 心不全の薬物・非薬物療法
第 4 章 心不全患者の余命をどう考えるか
第 5 章 心不全症状を緩和する治療
第 6 章 サポーティブケアとは何か
第 7 章 患者とはどう関わればよいか
第 8 章 望ましい死を迎えるためのケア
第 9 章 若年心不全患者に対する緩和ケア
第10章 心不全緩和ケアの現状と各国の取り組み

ISBN:9784908781001
出版社:ドコニカ
判型:240x182mm
ページ数:256ページ
定価:4000円(本体)
発行年月日:2020年04月
発売日:2020年03月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ