ホール・ニュー・ワールド
著:村松 仁淀
紙版
内容紹介
多彩なスタイルを駆使して描き出す新しい世界の息づき。
共同詩集『過剰』で注目された村松仁淀、登場!
栞=藤本哲明、稲川方人
彼の罅割れた詩の器は、矩形の軽トラとなって海を渡っていく。 藤本哲明
潰れかかった想いがひとつ、酒に火照った身がひとつ、雨のなか傘もささずに、四天王寺まで、と嬉しくもまるで歌謡曲のように書き出される傑作「リズム・ネーション」が描く、天空の幾多の星ほども遥か彼方に息づいている「まぶしい光の大きな町」で、僕は(僕らは)たったひとりになったとしても、愛しく懐かしい世界のことを忘れずに思い、やがて到来するだろう、心に沁みてくるものを待とう! 稲川方人
目次
オープンウォーター
重力と恩寵
ジス・チャーミングマン
ラブストーリーは突然に
ダーウィンが来た
学生霊歌(がくしょうれいか)
ボーイズ・ン・ザ・ウッド
阿吽
ラブストーリーは突然に 2
世界の車窓から
スウェットの王者
渡海
グローリーホール
リズム・ネーション
メエルシュトレームに呑まれて
冬のソナタ
遠い部屋
オリジナルパイレートマテリアル
ふたりの世界