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なっちゃんの花園

著:寮 美千子

紙版

内容紹介

『あふれでたのは やさしさだった』の寮美千子さん、3年ぶりの書下ろし。

「今が一番幸せや」が口癖のなっちゃん。
日本に生まれ、在日二世としての差別を受け入れ、必死に生きてきたなっちゃんに訪れた転機は、54歳のときに入学した夜間中学。
ここで読み書きを覚え、何より社会科を学ぶことで、戦前朝鮮半島で何があり、なぜ自分が日本にいるかを知り、お父さんの心を知ることに。

社会を刺しながらも、ハートフルな1冊です。

著者略歴

著:寮 美千子
東京生まれ。
2005年、泉鏡花文学賞受賞を機に、翌年奈良に転居。
2007年より、奈良少年刑務所で「物語の教室」を担当。その成果を『空が青いから白をえらんだのです』(新潮文庫)と、続編『世界はもっと美しくなる 奈良少年刑務所詩集』(ロクリン社)として上梓。
『あふれでたのはやさしさだった 奈良少年刑務所 絵本と詩の教室』(小社刊)ほか著書多数。

ISBN:9784908443589
出版社:西日本出版社
判型:新書
価格:1200円(本体)
発行年月日:2021年09月
発売日:2021年09月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNP
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ