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あふれでたのは やさしさだった

奈良少年刑務所 絵本と詩の教室

著:寮 美千子

紙版

内容紹介

「空が青いから白をえらんだのです」(新潮文庫)が生まれた場所で起こった数々の奇跡を描いた、渾身のノンフィクション。
奈良少年刑務所で行われていた、作家・寮美千子の「物語の教室」。
絵本を読み、演じる。
詩を作り、声を掛け合う。
それだけのことで、世間とコミュニケーションを取れなくて罪を犯してしまった少年たちが、身を守るためにつけていた「心の鎧」を脱ぎ始める。
本書を読むと、「人間ていい生き物だな」と心底思えます。

著者略歴

著:寮 美千子
東京生まれ。
2005年の泉鏡花文学賞受賞を機に、翌年奈良に転居。
2007年より奈良少年刑務所で、夫の松永洋介とともに「社会性涵養プログラム」の講師として詩の教室を担当。
その成果を『空が青いから白をえらんだのです 奈良少年刑務所』(新潮文庫)と、続編『世界はもっと美しくなる 奈良少年刑務所詩集』(ロクリン社)として上梓。
『美しい刑務所』(西日本出版社)の編集と文を担当。

ISBN:9784908443282
出版社:西日本出版社
判型:新書
ページ数:223ページ
価格:1000円(本体)
発行年月日:2018年12月
発売日:2018年12月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LNAA