写真アルバム 海南・有田・御坊・日高の昭和
監:小関 洋治
紙版
内容紹介
本書は、紀伊半島の西南部に位置する和歌山県海南市・海草郡(紀美野町)、有田市・有田郡(湯浅町・広川町・有田川町)、御坊市・日高郡(美浜町・日高町・由良町・印南町・みなべ町・日高川町)で撮影された「昭和」時代の写真を収録した、圧巻のボリュームの写真集である。
一般市民への公募、また公共機関や地元の小学校など、多数の取材先から、いままでに既刊類書で発表されていない「未公開写真」を多く発掘。 写真1枚ずつに、郷土を深く知る執筆陣によるわかりやすい解説を付け、ページをめくるごとに、当地の「昭和」がよみがえるよう編集した。
「原風景」ともいえる昭和戦前の郷土のようす、懐かしい町並みや商店街、戦後に激変した郊外の風景、元気な子どもたちの姿などのほか、「消えた鉄路、残った鉄路」「多彩な地場産業」「日本一のみかんの里」「紀州大水害」など、この地の昭和時代を語るうえで欠かせない事象は、フォトコラムを設け特集した。
初版1,500部のみの限定出版。
目次
巻頭カラー 色彩の記憶──カラー写真でたどる郷土の昭和
1 昭和の原風景
2 新時代の到来と暮らし
3 戦前・戦中の学校教育
フォトコラム 戦時下の郷土
4 町並みと商店街
5 海辺と山辺――変貌した風景
6 交通網の整備と変遷
フォトコラム 消えた鉄路、残った鉄路――ローカル線物語
7 余暇と観光、レジャーの時代
8 生活となりわいの情景
フォトコラム 多彩な地場産業
フォトコラム 日本一のみかんの里――有田みかんの歴史
9 祭礼と行事
10 戦後のできごとを振り返る
フォトコラム 紀州大水害
11 戦後教育と想い出の学舎
フォトコラム いざ甲子園――球史に残る強豪校
フォトコラム 昭和の子どもたち