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写真アルバム 大阪市の昭和

著:橋爪 節也

紙版

内容紹介

「読者の視線と共感がこれらの写真を、個人的な記録を越えた市民共有の財産へと昇華させていく。それらは後世に受け継がれていくべき価値あるものなのである」――(橋爪節也氏、巻頭言より)

大阪市全域を取材対象とし、「昭和」時代をとらえた写真を収録した圧巻のボリュームの写真集。
一般市民の応募、また関係諸機関からの提供により集まった約5,000点の写真から、未公開写真を中心に600点超を選び出し、懐かしい街並みや商店街、激変した郊外の風景、懐かしい鉄道駅や元気な子どもたちの姿など、テーマごとに10の章に分けて紹介した。
写真1点1点には、地元を深く知る執筆者による詳細な解説が付き、写っているものごとを多角的に読み取ることができる。
4,000部限定出版。増刷は一切行わない。

目次

〈巻頭カラー 〉
色彩の記憶──カラー写真でたどる昭和の情景
大大阪モダニズム――印刷物に見る都市の賑わい、美しさ
終戦直後の大阪――綿業会館の秘蔵写真から

1 躍動する大大阪
フォトコラム 御堂筋の整備と日本初の公営地下鉄
2 昭和の幕開きと人びとの暮らし
3 戦時下の大阪
フォトコラム 初代通天閣の炎上と解体
4 盛り場と商店街
フォトコラム 街を彩る建造物——いまも健在なりや
5 余暇を楽しむ市民——映画・デパート・遊園地
6 忘れがたい風景
7 交通網の整備と変遷
フォトコラム 橋と渡船――浪華八百八橋、水都の情景
8 寺社と祭礼、年中行事
9 戦後教育と追憶の学舎
フォトコラム わんぱく行進曲――戦後復興から高度成長期の子どもたち
10 おおさか喜怒哀楽——昭和の生活点描
フォトコラム 大阪万博の記憶――人類は進歩したのか、調和したのか

著者略歴

著:橋爪 節也
■監修・執筆
橋爪節也(大阪大学教授 共創機構社学共創本部/総合学術博物館/大学院文学研究科兼任)

■執筆
伊藤 純(帝塚山大学非常勤講師)
駒井詩子(ピースおおさか専門職員)
武部好伸(エッセイスト、関西大学社会学部非常勤講師)
船越幹央(大阪市博物館協会学芸員)
古川武志(大阪市史料調査会調査員)

ISBN:9784908436253
出版社:樹林舎
判型:A4
ページ数:288ページ
定価:9250円(本体)
発行年月日:2018年11月
発売日:2018年11月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ-JP-E