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きょうは、おおかみ

文:キョウ・マクレア
絵:イザベル・アーセノー
訳:小島 明子

紙版

内容紹介

いもうとのバージニアが、おおかみみたいになっちゃった! おおかみみたいにぐるるる、がるるる。おおかみみたいなことをする。むしゃくしゃしておこりっぽく、おちこんで もうふにもぐったまんま。どうしたら、げんきになってくれるかな? 「おおかみきぶん」を引き上げてくれるのは――おいしいお菓子、すてきな絵の具箱、大好きだよっていう気持ち、そして、たっぷりの想像力。

日本でも人気の高い絵本画家イザベル・アーセノー(アルスノー)の代表作。繊細で美しいイラストと温かいメッセージが心に響く、想像力あふれる絵本です。作家ヴァージニア・ウルフへのオマージュとして生まれた、芸術の香りが漂う愛情いっぱいの一冊。

◆2012年カナダ総督文学賞児童書部門受賞作品◆国際児童図書評議会(IBBY)オナーリスト2014◆第20回いたばし国際絵本翻訳大賞(英語部門)受賞作品◆全国学校図書館協議会選定図書◆日本子どもの本研究会選定図書◆

≪金原瑞人氏 推薦のことば≫
Woolfのoが抜け落ちて、オオカミになっちゃったバージニア。お姉さんのバネッサは、悲しい現実からバージニアをすくうことができるんだろうか。――金原瑞人(翻訳家)

著者略歴

文:キョウ・マクレア
1970年、英国生まれのカナダ人作家。トロント大学で美術を学び、文化研究の分野で修士号を取得。小説家、美術批評家としても評価が高く、2010年に初めて絵本の文章を手掛けた。2作目の絵本作品である本書が初の邦訳。英国人の父と日本人の母をもつ。
絵:イザベル・アーセノー
ケベック大学モントリオール校にてグラフィックデザインを学ぶ。新聞・雑誌のイラストレーターとして活躍後、2004年から絵本のイラストを手掛ける。キョウ・マクレアとの2作目のコラボレーションとなった本書を含め、カナダ総督文学賞児童書(絵)部門を3度受賞。国内外で高い評価を確立している。『ジェーンとキツネとわたし』(西村書店)、『めをとじてみえるのは』(評論社)等、邦訳多数。イザベル・アルスノー。
訳:小島 明子
広島県生まれ。「やまねこ翻訳クラブ」会員。地元で英語読書会を主宰し、児童書の魅力を大人の読者に伝える活動をおこなっている。第20回いたばし国際絵本翻訳大賞(英語部門)最優秀翻訳大賞を受賞。

ISBN:9784908214011
出版社:きじとら出版
判型:A4変
ページ数:32ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2015年03月
発売日:2015年03月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YBC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:YNA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:XA