冬牧場
カザフ族遊牧民と旅をして
著:李 娟
訳:河崎 みゆき
紙版
内容紹介
芥川賞受賞作家・李琴峰氏推薦!
「温度計も測れない厳冬、羊のフンに囲まれる地中の家、果てしない荒野――
過酷な環境とともに描き出されるのは、遊牧民の人間味溢れる暮らしと営み。
クスッと笑うこと間違いなし! 」
中国文学における最高栄誉の魯迅文学賞を受賞した李娟の代表作『冬牧場』がついに日本刊行!
李娟は、他にも上海文学賞、人民文学賞、第二回朱自清散文賞など多くの文学賞を受賞している。
本書は、世界で一番海から遠い都市、新疆ウイグル自治区のウルムチから届いた極上の紀行エッセイ。
著者の李娟と、新疆ウイグル地区アルタイ地方にある冬の牧場で遊牧をしているカザフ族との約三カ月にわたる心温まる交流を綴っている。また、このような遊牧民の生活は、中国の政策によって近いうちに遊牧民たちも定住を選ぶ時代になるかもしれないという時代に、非常に貴重な記録となっている。
目次
日本の読者のみなさんへ
序文
第一章 冬の住処
第二章 荒野の主人
第三章 静けさ
第四章 最後の出来事
訳者によるあとがき
ISBN:9784908184307
。出版社:アストラハウス
。判型:4-6
。ページ数:368ページ
。定価:3400円(本体)
。発行年月日:2021年12月
。発売日:2021年12月24日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DND。