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干支一運60年の天皇紀

藤原不比等の歴史改作システムを解く

著:林 順治

紙版

内容紹介

万世一系神話の創作の仕組を解明する!  
――いま仮に、旧王朝の編年体の史書が発見されたものと仮定する。この史書をバラバラにほぐし、多くの“ 天皇紀” に記事を分散配置して新王朝の“ 万世一系の歴史” を作ろうとする場合、その“ 天皇紀” がいずれも60通りの干支を包含した干支一運の天皇紀であれば、旧王朝の史書のどの年度の記事であろうと、希望の天皇紀に該当する干支のところに放り込める。干支一運の天皇紀は“ 歴史改作のシステム” なのである。(本書より)

初代神武から第44 代持統まで44 代(43人)の天皇と、『続日本紀』の文武・元明・元正3 代(3 人)の天皇を加えた47 代(46人)の干支表古代歴代天皇干支表付

目次

第1章 干支一運60年の天皇紀
第2章 崇神+垂仁と倭の五王「讃・珍・済・興・武」
第3章 七支刀銘文の倭王「旨」とはだれか
第4章 高句麗好太王碑文の「倭」
第5章 隅田八幡鏡銘文の「日十大王」はだれか
第6章 百済武寧王と継体天皇の出自
第7章 稲荷山鉄剣銘文のワカタケル大王
第8章 船氏王後墓誌と百済人
付 録 古代歴代天皇干支表

著者略歴

著:林 順治
1940年東京生まれ。東京空襲の1年前の1944年、父母の郷里秋田県横手市雄物川町深井(旧平鹿郡福地村深井)に移住。県立横手高校から早稲田大学露文科に進学するも中退。1972年三一書房に入社。取締役編集部長を経て2006年3月退社。
著書に『馬子の墓』『義経紀行』『漱石の時代』『ヒロシマ』『アマテラス誕生』『武蔵坊弁慶』『隅田八幡鏡』『天皇象徴の日本と〈私〉1940-2009』『八幡神の正体』『古代七つの金石文』『法隆寺の正体』『ヒトラーはなぜユダヤ人を憎悪したか』『「猫」と「坊っちゃん」と漱石の言葉』(彩流社)。『応神=ヤマトタケルは朝鮮人だった』『仁徳陵の被葬者は継体天皇だ』(河出書房新社)、『日本人の正体』(三五館)、『漱石の秘密』『あっぱれ啄木』(論創社)、『日本古代史集中講義』、『「日本書紀」集中講義』(えにし書房)。

ISBN:9784908073519
出版社:えにし書房
判型:A5
価格:2000円(本体)
発行年月日:2018年04月
発売日:2018年04月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ