出版社を探す

五人の手

他著:高橋 悠治
他著:青柳 いづみこ
他著:光嶋 裕介

紙版

内容紹介

日本を代表する振付家・ダンサー、山田うん。
“Co.山田うん” 新作公演「ストラヴィンスキー・プログラム」の下に集った5人のクリエイターが綴る「三回限りのできごと」のこと。

20世紀を代表する作曲家ストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」は初演時に暴動が起きたという逸話も残る近代音楽の傑作と言われています。
「ストラヴィンスキー・プログラム」は、いずれもストラヴィンスキーの筆による3つの楽曲を用いた“Co. 山田うん”の新作公演です。
ピアノ、空間美術、ドローイング、衣装、そしてダンス。5人のクリエイターそれぞれが職人的な専門分野を持ちながら、共同作業によりひとつの作品が組み上げられていきます。
本書は、その過程で各人の思う、作品への向き合い方、思考の流れ、ひらめきなどを綴ったドキュメントであり、一線級の表現者の源泉に触れる随筆集です。

著者略歴

他著:高橋 悠治
高橋悠治 Yuji Takahashi
作曲家・ピアニスト。1938年生まれ。柴田南雄、小倉朗、ヤニス・クセナキスに作曲をまなぶ。1963〜66年フランス、ドイツにて、1966〜71年アメリカで活動。1972年に帰国し武満徹らと共に作曲グループ「トランソニック」を組織して季刊誌を編集。1978〜85年「水牛楽団」で世界の抵抗歌をアレンジ。作曲ではピアノ曲、合唱曲など、著書は『きっかけの音楽』『カフカノート』(共にみすず書房)など刊行。
他著:青柳 いづみこ
青柳いづみこ Izumiko Aoyanagi
ピアニスト・文筆家。1950年生まれ。安川加壽子、ピエール・バルビゼの各氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業、東京藝術大学大学院博士課程修了。近刊に『高橋悠治という怪物』(河出書房新社)、『阿佐ヶ谷アタリデ大ザケノンダ』(平凡社)。テレビ朝日『題名のない音楽会』、NHK-Eテレ『らららクラシック』などにも出演。日本演奏連盟理事、日本ショパン協会理事。大阪音楽大学名誉教授、神戸女学院大学講師。2021年より兵庫県養父市の芸術監督。
他著:光嶋 裕介
光嶋裕介 Yusuke Koshima
建築家。1979年、米ニュージャージー州生まれ。8歳で帰国後も、中学時代をトロントとマンチェスターで過ごす。早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年ヨーロッパへ。ドイツ・ベルリンの建築設計事務所で働く。2008年帰国、光嶋裕介建築設計事務所を開設。代表作に内田樹氏の自宅兼道場《凱風館》(神戸、2011年)、《旅人庵》(京都、2015年)、《桃沢野外活動センター》(静岡、2020年)など。著書に『みんなの家。』(ちくま文庫)、『幻想都市風景』(羽鳥書店)、『つくるをひらく』(ミシマ社)など多数。2021年より神戸大学にて特命准教授。

ISBN:9784908062407
出版社:HeHe
判型:B6
ページ数:52ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2022年02月
発売日:2022年02月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATQ