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黒古一夫 近現代作家論集 1 完結

著:黒古 一夫

紙版

内容紹介

明治期、自由民権運動の挫折をもとに、日本近代文学史上、画期をなす詩・散文を展開した北村透谷。昭和戦前期、権力の弾圧により転向者が続出するなか、プロレタリア詩・『流民詩集』を書き続けた小熊秀雄。これら二人の作品を辿り、生涯を跡づける作家論集。

[本作家論集の特色]
◎近現代の活躍中も含めた作家・詩人十三人の作品と軌跡を論じる
◎現在進行形の作家、大江健三郎、村上春樹、村上龍の軌跡を作品とともに追い、批評する
◎わかりやすい文章、豊富な資料で、作家入門に最適
◎読みやすい九ポ一段組で、単行本二冊以上を一冊に収録
◎各巻に著者による解説・解題を付す

目次

北村透谷論―天空への渇望
小熊秀雄論―たたかう詩人

著者略歴

著:黒古 一夫
1945年12月、群馬県に生まれる。群馬大学教育学部卒業。法政大学大学院で、小田切秀雄に師事。1979年、修士論文を書き直した『北村透谷論』(冬樹社)を刊行、批評家の仕事を始める。文芸評論家、筑波大学名誉教授。主な著書に『立松和平伝説』『大江健三郎伝説』(河出書房新社)、『林京子論』(日本図書センター)、『村上春樹』(勉誠出版)、『増補 三浦綾子論』(柏艪社)、『『1Q84』批判と現代作家論』『葦の髄より中国を覗く』『村上春樹批判』『立松和平の文学』(アーツアンドクラフツ)、『辻井喬論』(論創社)、『祝祭と修羅―全共闘文学論』『大江健三郎論』『原爆文学論』『文学者の「核・フクシマ論」』『井伏鱒二と戦争』(彩流社)、『原爆文学史・論』(社会評論社)他多数。

ISBN:9784908028434
出版社:アーツアンドクラフツ
判型:A5
ページ数:400ページ
価格:4800円(本体)
発行年月日:2019年10月
発売日:2019年10月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ