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革命のジョン・レノン

サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ

著:ジェイムズ・A・ミッチェル
訳:石崎 一樹

紙版

内容紹介

なぜ彼は「アメリカ」と闘ったのか? その思想とアクションの内実とは?
街頭デモ、政治犯救援ライヴ、裁判闘争……。国際的に反体制運動が隆盛を極めた1970 年代前半、世界で最もその名を知られたロックンローラーが、アメリカという巨大な敵と対峙した。なぜ彼は闘わなければならなかったのか? ロックと政治の桎梏を考えるための問題作。
レノンのアルバムのなかでも失敗作と位置づけられることの多い『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』の背景がよくわかる1冊です。

目次

第1章 ヒッピー・メサイアの降臨

第2章 ジョン・アンド・エレファンツ

第3章 宗教とセックスとテレビに溺れて

第4章 まったくもっての厄介者

第5章 ことばあそび

第6章 次は上手くやるよ

第7章 いいバンドはいやでも有名になるものさ

   ぼくたちみんな輝くのさ──ある旅のあとに
   注
   著者ノート──本書成立の経緯
   参考文献
   謝辞

   訳者あとがき

著者略歴

著:ジェイムズ・A・ミッチェル
フリーライター、編集者。30年以上にわたり、ニューヨークやミシガンを中心に活動している。Entertainment Weekly、The Humanist、Video Business、Starlog などの各紙誌に寄稿するとともに、CNNの iReport ではスリランカ内戦に関するレポートをプロデュースした。ロック・コメンテーターとしてデトロイトのラジオやテレビに出演多数。
著書に、But for the Grace: Profiles in Peace from a Nation at War(2009)、It Was All Right: Mitch Ryder’s Life in Music(2008)、Applegate: Freedom of the Press in a Small Town(2002)などがある。
訳:石崎 一樹
1968年、奈良県に生まれる。英文学修士(同志社大学)、比較文学修士(トロント大学)。現在は、奈良大学教養部教授。専攻は、アメリカ文学・文化、ポピュラー音楽論。USインディーズバンドのライナーノーツの執筆や歌詞の対訳も手がけている。
訳書に、『レット・イット・ビー ロックの名盤』(スティーヴ・マッテオ、2013年)、『レッド・ツェッペリンⅣ ロックの名盤』(エリック・デイヴィス、2012年)、『ジーン・セバーグ』(ギャリー・マッギー、2011年)などがある。

ISBN:9784907986179
出版社:共和国
判型:菊判変
ページ数:320ページ
価格:2400円(本体)
発行年月日:2015年12月
発売日:2015年12月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVP