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しあわせの王様 全身麻痺のALSを生きる舩後靖彦の挑戦

増補新装版

著:舩後 靖彦
著:寮 美千子

紙版

内容紹介

史上初の重度障害者・国会議員
舩後靖彦(ふなごやすひこ)の壮絶な半生を描いたノンフィクション
絶望の先に見つけた光とは?

「生きてゆく」とは何か?
働き盛りの40代、商社マンとして活躍していた舩後は、
突如不治の難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患い、死を願うほどの絶望の底に落ちる。
しかし、あることをきっかけに立ち直り、前向きに生きる決心をする──。

全身麻痺の身でありながら、講演や創作活動を続けてきた”挑戦者”
日本憲政史上初の重度障害者・国会議員、舩後靖彦(ふなごやすひこ)の不屈の生き様を描いた、胸を打つ感動のノンフィクション。

著者略歴

著:舩後 靖彦
1957年岐阜に生まれ、9歳より千葉で育つ。
大学卒業後、プロミュージシャンを目指すも断念。方向転換し、商社マンとなってパブル時代を駈けぬける。
絶頂期であった41歳の夏、手の痺れを感じ、翌年春、ALSと診断される。 麻痺は全身におよび、人工呼吸器装着に至る。
絶望し一時は死も考えたが、福祉サービス業株式会社 アース取締役就任を以って、社会復帰をはたす。現在、副社長。
他に、湘南工科大学テクニカルアドバイザー、上智大学非常勤講師もする。
また、歯で噛むセンサーを使って操作するパソコンにより、大学中心に講演活動をこなす。
講演では、プロミュージシャン吉崎さとしの歌により、自作詩を披露する。コンビ名は「さとおや」。
著書に、『三つ子になった雲』(日本地域社会研究所)、『死ぬ意味と生きる意味』(共著・上智大学新書)、他がある。

2019年7月、第25回参議院議員通常選挙へれいわ新選組より立候補し、当選。日本憲政史上初の重度障害者・国会議員となる。
著:寮 美千子
1955年東京生まれ、千葉育ち。外務省、広告制作会社勤務を経て、1986年、幼年童話で毎日童話新人賞受賞。
ノンフィクション、小説とジャンルを広げ、2005年、長編小説『楽園の鳥』で泉鏡花文学賞を受賞。 翌年、古都に憧れて奈良に転居。
2007年より奈良少年刑務所で受刑者に詩の授業を行い、『空が青いから白を えらんだのです 奈良少年刑務所詩集』、『世界はもっと美しくなる 奈良少年刑務所詩集』(ロクリン社)を編纂。また、日本の古典絵巻や世界神話を絵本にする仕事を進めている。
近刊に『絵本古事記 よみがえり』(国書刊行会)、『絵本六道絵』(同朋舎新社)、『父は空 母は大地』(ロクリン社)。

ISBN:9784907542276
出版社:ロクリン社
判型:4-6
ページ数:216ページ
価格:1600円(本体)
発行年月日:2016年06月
発売日:2016年06月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNP
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ