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レクチン

多彩な顔を持つ糖識別たんぱく質

著:長田嘉穂

紙版

内容紹介

およそ130年前に赤血球を凝集させる物質として発見され、現在では臨床検査、薬学、理学、農学関連の領域でも盛んに研究されているレクチンだが、生物の持つ機能たんぱく質の中では酵素や抗体に比べて知名度が低く、その機能も不明の点が多く残されている。そのレクチンを30年以上にわたり研究してきた著者が、「キノコをはじめとする菌類レクチンの分子構造に基づく系統分類」と「生物にとってレクチンを持つことの意味」を模索し、考察した自伝的レクチン論。

著者略歴

著:長田嘉穂
長田嘉穂(ながた・よしほ)
1940年、横浜市で生まれる。68年、東京大学大学院博士課程を修了し、農学博士号を取得。同年、東京大学助手(応用微生物研究所)。70~72年、プリンストン大学およびバーゼル大学博士研究員。82年、東京大学助教授(応用微生物研究所)。85年、株式会社ニチレイ(研究所)に転職。90年、千葉大学教授(園芸学部)。06年、定年退職、千葉大学名誉教授。
著書(分担執筆)に『生体膜実験技術』(大西 勁編、南江堂、1967)、『細菌における遺伝子発現』(丸尾文治編、学会出版センタ−、1981)、『レクチンと細胞生物学』(大沢利昭編、講談社、1985)、『タンパク質の科学』(鈴木敦士・渡部終五・中川弘毅編、朝倉書店、1998)、『キノコとカビの基礎科学とバイオ技術』(宍戸和夫編、アイピーシー、2002)など。

ISBN:9784907514860
出版社:講談社エディトリアル
判型:A5
ページ数:144ページ
定価:1500円(本体)
発売日:2017年08月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PSB