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欲望の世界を超えて

“やすらぎ”の国はいずこに

著:赤堀 芳和

紙版

内容紹介

今、世界ではナチズムの復活が危惧されている。それは、近代文明における負の側面が露呈したことの裏返しでもある。日本も例外ではない。しかし、「自然との共生」「共生の社会」を伝統としてきた日本人には、西欧を中心とした近代文明の行き詰まりを打開する能力がある――。トーマス・マン、ニーチェ、グレン・グールド、夏目漱石など、意外な顔ぶれの卓見を「共生」をキーワードにして手繰り寄せつつ、文明の暴走にどうやって歯止めをかけるか、瀕死の戦後民主主義と平和主義をどうやって救うのかを論じた、前著『共生の「くに」を目指して』に続く警世の書。

著者略歴

著:赤堀 芳和
1945年、静岡県生まれ。一橋大学社会学部卒業。大手メーカーに就職し、主として営業職に従事。2006年、定年退職。著書に『理性は泣いている――日本的リベラル思想の提言』(講談社出版サービスセンター)、『我を超えること――近代理性主義の克服』(講談社ビジネスパートナーズ)、『共生の「くに」を目指して――働く者が報われる社会に』(講談社エディトリアル)がある。

ISBN:9784907514792
出版社:講談社エディトリアル
判型:新書
ページ数:216ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2017年04月
発売日:2017年04月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB