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真説 黒門風水入門

著:佐田龍星
監:黒門

紙版

内容紹介

本書は風水ならびに中国占術において泰斗とされる黒門氏から直々にその学と術を習い、後継著者による「本当の意味での風水を理解するための入門的実践書」です。
言葉としては広く知れ渡った一方で、誤った理解や誤解と偏見なども存在する風水を本書ではわかりやすく解説していきます。
本書は六章で構成されています。第一章は基礎として風水の根源的ロジックを解説、続く第二章と第三章においては風水の基幹ともいえる、八宅と三元九運について説明します。後半の第四章では近年(といっても100年近くの歴史がありますが)玄空飛星という先端流派を紹介しています。鑑定実例では著者が手掛けた様々な問題をどのように解決したかを示します。風水の力を読み知ることができるはずです。終章の第六章では風水に対する誤解を解くとして、質疑応答を掲載しています。
本書の「はじめに」で著者はこのように言います。
「風水という言葉が日本で流行りだしたのは大体今から三〇年位前です。この間、「風水」を冠するものが沢山発生してきました。しかしながら、そのほとんどが中国発祥の風水の理論とは全く異なっており、酷いものになると風水とは全く無関係なものまで「風水」と名乗っているケースも少なくありません。顕著な例はテレビで風水師を名乗る方々が芸能人の家相をチェックするという番組で、その放映内容は「テレビ的におもしろおかしくする」という事を差し引いても、およそ風水とは言い難い内容となっており、「これが一般的に風水と思われているのか」と拝見するたびに歯がゆい思いをしております。ちなみにテレビでよく紹介されている家相術のほとんどはごく最近、九星気学等を基に日本で考案されたもので、中国伝統的な風水とは全く違うものです。勘違いされない様に付け加えておきますが、決して、その方たちの技法や運気アップの効果や結果を否定しているのではありません。あくまで、中国の伝統的な風水とは異なるということを申し上げさせていただているだけです。風水に関する、こんな状況の中、少しでもご興味のある方に、本当の中国伝統の風水を知っていただきたく、この度、筆を執ることにいたしました。」
真の風水を知り、生活に生かすことでさらに運気が高まり、豊かになることを本書では宣言しています。

目次

はじめに
第一章 基礎編
一 風水とは
二 風水の種類
三 風水と呼べる条件
四 巒頭と理気
五 形殺
六 川
七 五行 
八 五行の相生相剋
九 相生相剋の実際
十 五行と形
十一 八卦
十二 九星
十三 先天数と後天数
十四 太極
十五 座と向
十六 家くる欠け張り(卜占としての風水)
十七  命卜相医山

第二章 八宅
一 八宅の概念
二 八宅の座向
三 八宅の昨盤
四 大遊年変爻法
五 宅盤
六 宅命相配・屋命相配・床命相配
七 八遊星の象意
八 八遊星と五行の関係
九 間取り別使用法
十 目的別使用法
十一 八宅と癌との相関関係
十二 八遊星の応期
十三 八宅の鑑定法
 (一)宅卦の求め方
 (二)方位の区切り方
 (三)宅卦・八遊星の出し方の色々

第三章 三元九運と宅卦
一 三元九運とは
二 干支歴
三 三元九運の算出法
四 三元九運の宅卦の出し方
五 元運と旺衰
六 両元八運

第四章 玄空飛星
一 玄空派とは
二 玄空派の特徴
三 フライングスター
四 玄空飛星の欠陥
五 二十四山
六 定向論
七 玄空飛星の作盤
八 挨星盤の判断の仕方
九 替卦法(起星法)
十 挨星判断
十一 太歳と三殺
十二 玄空飛星の格局
十三 九運
十四 挨星の吉凶
十五 五行の処置
十六 五行と物質と色

第五章 鑑定実例
例1 南が欠けた家
例2 目黒区 某レストラン
例3 相 内容から 取り図を完成させた例
例4 玄空飛星で作ったオフィス
例5 長女が居つかない家
例6 実家の一室単位でも 水が効く例
例7 年運が凶意を増加させた例
例8 元運が変わって大吉になった家

第六章 風水に関する誤解を解く
Q1 北東と南西は良くないというのは本当ですか 
Q2 家は南向きがいいのは本当ですか ?
Q3 西に黄色は金運に効くのですか?
Q4 風水で財布が黄色だと金運が上がるって本当ですか?
Q5 北枕は悪いって本当ですか?
Q6 盛塩は風水に効くというのは本当ですか?
Q7 トイレが汚いと運気を下げるというのは本当ですか?
Q8 玄関が散らかっていると金運が下がるのですか?
Q9 玄関に鏡を置くといいって本当ですか?
Q10 キラキラするアイテムが風水にいいというのは本当ですか?
Q11 観葉植物や緑のものをおくと運気がアップすると聞いたのですが本当ですか?
Q12 この間、テレビで「今年の風水流行色」と言っていましたが、風水で流行色というのはあるのですか?
Q13 部屋に暗い色のカーテンは凶だと言われましたが本当でしょうか?
Q14 家を選ぶときは、どの部屋を重視したらいいですか?
Q15 とある心霊研究家の方が、「風水は、人によってやり方が違うので信用ができない」と言っていました。それに関してどのように思われますか?
Q16 風水グッズって本当に効くのですか?

巻末資料
資料1 風水鑑定の手 
資料2 主な風水の道具
資料3 主な風水アイテム

おわりに
著者紹介

著者略歴

著:佐田龍星
1968年2月11日島根県出雲市生まれ臨死経験者の母より生まれる。幼少期より、『日本書紀』や『古事記』といった神話や、幽霊・UFO・UMA・超能力など不可思議な事柄に興味を強く持つ。19歳からタロットカードを覚えた後、独学でその他の占術も学び始める。2005年2月スーパーテレビで黒門氏を知り、2009年より黒門アカデミーで本格的に中国占術を学び始める。2020年黒門アカデミー上級インストラクターとなった後、株式会社黒門アカデミーを買収し、黒門アカデミーの企画運営を行っている。得意な占術は「陽宅風水」と「四柱推命」と「断易」「観相術」。特に四柱推命と断易をつかった「化解」は定評があり、さまざまな問題解決をし、周囲を驚かせている。占いの他、現代催眠を使ったカウンセリングや、瞬間記憶術をつかった自己啓発セミナーなど企業向けのサービスも併せて展開する。現在は黒門アカデミーの企画運営の傍ら、自ら「風水」「四柱推命」「奇門遁甲」「瞬間記憶術」の専任講師を務める他、唯一の黒門アカデミー認定鑑定師として企業からの風水鑑定をこなす。黒門アカデミー上級インストラクター/黒門アカデミー認定鑑定師
監:黒門
1958年生まれ。現在、東京都新宿区に在住。十代の頃中国占術と出会う。以来、奇門遁甲を中心に四柱推命や紫微斗数、六壬神課、河洛理数、風水など様々な中国占術を、特定の流派に属さず、独自の立場で研究する。また、韓国・インド・チベット・東南アジア等の中国周辺に伝わる占術の研究や、これらの占術と中国占術との歴史的関係等についても研究対象としている。中国・韓国に渡り現地の占術家とも交流。中国河南省の劉廣斌老師、韓国の趙宰星先生等に師事。
株式会社黒門アカデミー代表
中国:国際劉氏奇門遁甲発展応用中心研究員、韓国:東洋術学会会員
インド:International Institute of Vedic Astrology会員
http://www.kokumon.com/

ISBN:9784906828852
出版社:説話社
判型:A5
ページ数:216ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2022年04月
発売日:2022年04月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VXF