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日本歴史 私の最新講義

天下人秀吉の時代

著:藤井 讓治

紙版

内容紹介

「天下とはどこのことか」「私戦禁止の惣無事令は本当に出されたのか」「身分統制令とは何をめざしたのか、そして奉公人とはどんな身分だったのか」「朝鮮出兵ははじめから目論んだものだったのか」など、教科書的に常識とされている秀吉の政策を、綿密な史料考証から明らかにする。

目次

第一章  「天下」とはなにか
第二章  秀吉の関白任官をめぐる政治ドラマ
第三章  「家康成敗」に関する秀吉書状―小牧長久手から家康臣従まで
第四章  「惣無事令」はなかった
第五章  いわゆる「身分統制令」はなにをめざしたのか
第六章  豊臣期の奉公人―奉公人身分の創出
第七章  豊臣期「奉公人」の歴史的位置
第八章  秀吉の朝鮮出兵 
第九章  「唐入り」構想の放棄と結末

著者略歴

著:藤井 讓治
1947年、福井県生まれ。京都大学大学院後期博士課程単位取得退学。京都大学大学院文学研究科教授などを勤め、現在、京都大学名誉教授。専門は日本近世政治史。古文書・古記録など一次史料をもちいて近世前期の政治史、権力構造を奇をてらうことなく明らかにするよう取り組んでいる。主著書に『江戸幕府老中制形成過程の研究』(校倉書房、1990年)、『徳川将軍家領知宛行制の研究』(思文閣出版、2008年)、『戦国乱世から太平の世へ』(岩波新書、2015年)、『徳川家康』(吉川弘文館、2020年)ほかがある。

ISBN:9784906822225
出版社:敬文舎
判型:4-6
ページ数:320ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2020年03月
発売日:2020年03月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ