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カミュの言葉

光と愛と反抗と

著:西永 良成

紙版

内容紹介

海からの光と生きるための反抗が育んだ、言葉の花束。
美しいものを見た魂が、戦争と革命とイデオロギーの世紀を走り抜けた。
その軌跡は、寄る辺なく、迷走する21世紀にこそ、光を放つ。
第二次世界大戦の戦後処理からアルジェリア戦争、そしてノーベル賞受賞ヘ、『異邦人』から『ペスト』、そして『最初の人間』へ、
折々の断章を編むことで、その生の全体像を立ち上げる。
どこに立ち、何を感じ、いかに考えたか。いま、時代がカミュの生と思考に追いついた。

目次

第1章 太陽と貧困
第2章 反抗と暴力
第3章 歴史とテロ

著者略歴

著:西永 良成
1944年生まれ. 東京大学フランス文学科卒業. 同大学院に入学後, 1969-72年, フランス政府給費留学生として, パリの高等師範学校およびソルボンヌ大学に留学. 1978-80年, フランス国立東洋語学校講師. 2007-09年, パリ・日本館館長. 現在, 東京外国語大学名誉教授. 著作に『評伝アルベール・カミュ』(白水社, 76), 『サルトルの晩年』(中公新書, 88), 『ミラン・クンデラの思想』(平凡社, 98)『激情と神秘──ルネ・シャールの詩と思想』(岩波書店, 2006)ほかがある.

ISBN:9784906791798
出版社:ぷねうま舎
判型:4-6
ページ数:224ページ
価格:2300円(本体)
発行年月日:2018年03月
発売日:2018年03月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB