禅仏教の哲学に向けて
著:井筒 俊彦
訳:野平 宗弘
解説:頼住 光子
紙版
内容紹介
■ 英文のままに残された、碩学渾身の労作。禅と哲学──不立文字の核心に、
今日の思想と言葉で迫る。
■ 欧米人に向けて、東方仏教思想の根源を語りかけること。その工夫によっ
て、禅の精神が新しい光のもとに立ち上がってくる。概念的思考を嫌い、ひ
たすら生まれたてのリアルな経験の場への突破を目指す実践を、言葉に移し
植えようとする。
■ 東西宗教思想の呼応と交叉を、その最深部で捉える、繊細にしてダイナミ
ックな井筒宗教思想の挑戦。
目次
Ⅰ 無位の真人 Ⅴ 公案を通じての思考と非思考
――禅におけるフィールド覚知の問題―― Ⅵ 禅における内部と外部
Ⅱ 自我意識の二つの次元 Ⅶ 東アジアの芸術と哲学における色彩の排除
Ⅲ 禅仏教における意味と無意味
Ⅳ 分節の哲学的問題
ISBN:9784906791248
。出版社:ぷねうま舎
。判型:4-6
。ページ数:374ページ
。定価:3600円(本体)
。発行年月日:2014年01月
。発売日:2014年01月23日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB。