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日本教は日本を救えるか

ユダヤ教・キリスト教と日本人の精神構造

著:イザヤ・ベンダサン
訳編:山本 七平

紙版

内容紹介

『日本人とユダヤ人』の著者が日本社会にメスを入れる!
「日本教」がわかれば日本がわかる。日本人を日本人たらしめている「日本教」という、
日本独自の思想構造を、ユダヤ教、キリスト教との比較を試みながら明らかにする。
日本人の意識の中に明治天皇の墓はない、日本教の創世記は貝原益軒の『大和俗訓』である、日本全体が待合である、
日本人の考え方は「教育勅語」から一歩も出ていない……などなど、卓越した視点から日本をリアルに描きだす。

目次

第1章 日本人の「墓」と「霊」
第2章 自由とは借金だ
第3章 日本教の師と日本教徒
第4章 日本教と「空間」意識
第5章 日本人の限定的普遍主義

著者略歴

訳編:山本 七平
1921年、東京都に生まれる。1942年、青山学院高等商業学部を卒業。野砲少尉としてマニラで戦い、捕虜となる。戦後、山本書店を創設し、聖書学関係の出版に携わる。1970年、イザヤ・ベンダサン名で出版した『日本人とユダヤ人』が300万部のベストセラーに。以後、「日本人論」で社会に大きな影響を与えてきた。その日本文化と社会を分析する独自の論考は「山本学」と称される。評論家。山本書店店主。1991年、逝去。著書には『私の中の日本軍』『「空気」の研究』(以上、文藝春秋)、『日本はなぜ敗れるのか』(角川書店)、『帝王学』(日本経済新聞社)、『日本人とは何か』『昭和天皇の研究』(以上、祥伝社)など、いずれもベストセラーになっている。

ISBN:9784906732272
出版社:さくら舎
判型:4-6
ページ数:192ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2013年01月
発売日:2013年01月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB