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不朽の人 吉田松陰と安倍晋三

著:松浦 光修

紙版

内容紹介

安倍晋三元総理が凶弾に斃れてより早一年半。生前親交を深めた著者が、自身の体験、安倍元総理が尊敬して已まなかった吉田松陰の学問・思想・行動を安倍元総理と重ね合わせながら、その御遺志を追憶する〈安倍晋三試論〉。
松陰の志を継いで奮起した門下生の如く、安倍元総理亡きあとの日本を如何にして切り拓いていくか。知られざる秘話、古典の言葉が、読む人の心に火を点ける一冊!

目次

はじめに
「西大寺の変」の日/『私の「うた日記」―安倍晋三さんとの思い出を交えつつ』の出版/安倍さんを追悼する私の文章・講演・動画について/「留魂碑」の建立と、松陰の墓碑

第一章 新・私の「うた日記」―安倍晋三さんの思い出を交えつつ
「闇の世も」―安倍さんと日教組/「胤正しく」―皇統の護持/「夢にありしか」―わずか一年での退陣/「海陸こえて」―皇學館大学での講演/「松下の風」―ふたたび総理へ/「新しき御代」―初の国典からの元号/「逝きし不朽の人ぞ偲ばる」―志を継ぐ者とは…

第二章 安倍晋三さんと『留魂録』
安倍さんと「松陰先生」/『留魂録』―「四時の循環」と「後来の種子」/「七生説」―「七生のみならず、初めより未だ嘗て死せざるなり」/「成仏」するためには…―品川弥二郎宛ての手紙/「不朽」の人たれ―高杉晋作への手紙/別れの言葉―「親思ふ心にまさる親ごころ」/留め置かまし大和魂/最期の瞬間「鑑照は明神に在り」/「吾が志を張りて、之を大にするに如かざるなり」

第三章 昭恵夫人と「士規七則」
昭恵夫人に宿る「留魂」/昭恵夫人と台湾/令和五年の松下村塾と「士規七則」/乃木希典、山県有朋の「羨望」

付記 終わらない「ネガティブ・キャンペーン」

著者略歴

著:松浦 光修
昭和34年、熊本市生まれ。皇學館大学文学部を卒業後、同大学大学院博士課程に学ぶ。現在、皇學館大学文学部教授。博士(神道学)。専門の日本思想史の研究のかたわら、歴史、文学、宗教、教育、社会に関する評論、随筆など幅広く執筆。
著書に『大国隆正の研究』(神道文化会)、『やまと心のシンフォニー』(国書刊行会)、『竹内式部』(皇學館大学出版部)、『いいかげんにしろ日教組』『【新訳】留魂録 吉田松陰の「死生観」』『【新訳】南洲翁遺訓 西郷隆盛が遺した「敬天愛人」の教え』『【新釈】講孟余話 吉田松陰、かく語りき』『龍馬の「八策」 維新の核心を解き明かす』(PHP研究所)、『夜の神々』『日本とは和歌 国史のなかの百首』(慧文社)、『明治維新という大業  “大東亜四百年戦争”のなかで』(明成社)、『日本は天皇の祈りに守られている』(致知出版社)、『神々の日本史―歴史から消された英雄たち』『神道学博士が語る 日本人として生まれたことが嬉しくなる 日本史11話/上・下』(経営科学出版)『天皇を仰ぐ―平成の御代から、新たな御代・令和へ』(光明思想社)など多数。

ISBN:9784905410751
出版社:明成社
判型:A5
ページ数:136ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2024年01月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB