ビーナイスのアートブックシリーズ
ボクラ(Bokra)・明日、パレスチナで
著:高橋 美香
紙版
内容紹介
「明日こそは、今日よりいい日になりますように
また明日も元気で笑えますように」(高橋美香)
激動のパレスチナを幾度と訪れ、そこに暮らす人々と生活を共にした写真家がみつめた、パレスチナの日常。子どもたち、家族、働く人たち、彼らの笑顔から、パレスチナの明日が見つめる一冊。
「ボクラ」はアラビア語の方言で「明日」の意味。
2014年秋の最新撮影分も収録。
長倉洋海氏推薦。
長倉洋海氏による推薦文
「ページをめくるたびに人々の声が聞こえてくる。壁に閉じ込められた悲痛な叫びも、家族や友と穏やかに暮らしたいという願いも。
男は、赤ん坊を天に高々と掲げる。女はトマトを収穫し、お茶を入れる。祖先から続いてきた生活を静かに繰り返す。それがパレスチナの希望であり、人としての誇りだとでもいうように。
ここに収められた写真は、心に「壁」や「国境」も持たない人間同士がお互いに心を開き、交わり合った記録でもある。同時に、写真家が感じ取った平和への思いでもある。パレスチナの人々は親しみを込め、彼女のことを「ミカ」と呼ぶ。」