出版社を探す

甦る日本

著:峯田 常立

紙版

内容紹介

この本では、改めて日本文化の素晴らしさに気づいていただき、多くの日本人に自信を取り戻して欲しいとの思いから、第1章において、日本人の民族意識の基盤をなす神話「古事記」を取り上げ、上巻の八岐大蛇退治まで、言霊学的視点に留意しながら主要な部分の解釈を試みました。
「古事記」には高度な形而上学的世界観や現代文明へとつながる警告および教訓などが散りばめられています。今年は「古事記」編纂1300年を迎えます。この記念すべき年を境に、単なる歴史物語というこれまでの概念を超える日本神話の叡智に多少なりとも気づいていただければ幸いです。
第2章では、教義を持たない宗教と言われてきた我ら日本人の心の原点である「古神道」について、根本に遡ってその教えを明確に説明することに努めました。
第3章では、「仏の姿で語りはじめた神々」というタイトルで、飛鳥時代以降、日本文化に彩りを与えてきた日本仏教の文化についていくつかの例を挙げながら本質的な特長を紹介しました。そこにはさまざまな仏の教えをとおして逆に太古から一筋に流れる神ながらの息吹を感じとっていただきたいとの思いがあります。
第4章では前章まで明らかにした日本の精神文化を国の再生にまで結びつける根本的方策としての教育改革について論じました。
この本によって一人でも多くの日本人が祖先から引き継いだ文化への自信を回復し、自らの尊いミッションに気がついて充実した人生を送っていかれることを心から希望します。

著者略歴

著:峯田 常立
山形県生まれ。これまで古神道や修験道、密教、武道などの行を体験しながら文化人類学、宗教学、民俗学、教育などに関する思索を深め、日本人の気づかない日本文化の素晴らしさを文章で表現したいを考えるに至る。

ISBN:9784905341376
出版社:Book Way
判型:4-6
ページ数:172ページ
定価:1696円(本体)
発行年月日:2012年06月
発売日:2012年06月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRRL3