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丹後のひかり 第2巻

著:冨貴高司
編:水野孝典

紙版

内容紹介

1989年出版の『南の風と北の鳥~丹後半島物語Ⅰ~』に続く著者のエッセイ・評論の集大成。杉本竜一作曲「フォーエヴァー」誕生秘話、名曲「白い花の咲く頃」の作曲者は丹後の田村しげる氏、太川陽介インタヴュー、野村克也氏の横顔、シュールリアリスト小牧源太郎、「竹取物語」作者は誰か、など現代丹後の風物誌。ほか、大和朝廷と古代丹後の深いかかわりを解き明かす。特に、「わだつみのいろこの宮と南の島の蝶の物語 ~山幸彦の海神の宮訪問をめぐる民俗学的一考察~」は、山幸彦の訪問譚がパプアニューギニアの民話と深いかかわりがあることを解明した。

目次

1 京丹後の宝物 2 丹後半島の表情 3 天女の羽衣と豊受大神 4 ヤマトタケルと丹後 5 徐福伝説と丹後 6 丹後へ来た和泉式部
7 栄光のガラシャ 8 浦島太郎と山幸彦 9 丹波から丹後へ あとがき

著者略歴

著:冨貴高司
1950年1月、京都府生れ。峰山高校時代にヘルマン・ヘッセを読み、世界文学に開眼。その後、キルケゴール、ニーチェなど実存哲学やドストエフスキー、ポオ、キリスト教、宇宙論などに関心を深める。さらに埴谷雄高の『死霊』に出会い、また埴谷雄高その人との出会いを通して作家を志す。著書に『埴谷雄高への感謝』、『冨貴高司著作集LX』、『文学的な青春時代』、歌集『向日葵の種』、句集『飛び地』など。また共著に『京都地名語源辞典』(東京堂出版)などがある。日本ペンクラブ会員、「熾の会」会員、現代歌人協会会員、京都歌人協会会員。佛教大学大学院修士課程修了社会学士。現在、京丹後市議会副議長。本名は、水野孝典
編:水野孝典
元大宮町役場職員、京丹後市職員。京丹後市教育委員会教育次長、京丹後市教育委員を歴任後、平成28年から京丹後市議会議員。令和4年6月から京丹後市議会副議長。

ISBN:9784905174189
出版社:多島海社
判型:文庫
ページ数:230ページ
価格:1000円(本体)
発行年月日:2022年06月
発売日:2022年08月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DS
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ