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体幹と骨盤の評価と運動療法 改訂版

改定版

監:鈴木俊明
編:大沼俊博
編:園部俊晴

紙版

内容紹介

今回のリニューアル改定では、特に4章「座位における体幹・骨盤の機能と運動療法」と、5章「立位における体幹・骨盤の機能と運動療法」に力をいれております。
各動作の項目(4章では4動作、5章では3動作)ごとに対する運動療法のポイントを、臨床に即した形で解説しています。
各動作に必要な筋活動と動作の捉え方が理解出来るようになれば、体幹の機能を高めながら身体の各部位の治療を展開することも可能です。臨床の幅が広がり、目的をもった運動療法を展開するためにも、本書を読み進めて頂ければ幸いです。

目次

第1 章 体幹の解剖運動学
第1 章 体幹の解剖運動学
1. 総論
2. 解剖学的知識
 1)解剖学イメージ
 2)筋線維方向
 3)筋連結
3. 力学的知識
 1)ブリッジ活動
 2)ブリッジ活動と関節面
 3)仙腸関節におけるブリッジ活動について
 4. 動作時筋活動の知識

第2 章 体幹の構造と機能
1. 体幹の骨格
 1)脊椎
 2)寛骨
 3)肩甲骨
 4)肋骨
2. 体幹筋群の解剖学と触診の方法
 1)腰背筋群の解剖学と触診の方法
 2)腹筋群の解剖学と触診の方法
 3)殿筋群の解剖学と触診の方法
 4)股関節周囲筋群の解剖学と触診の方法
 5)肩甲帯周囲筋群の解剖学と触診の方法
3. 体幹の運動学と筋機能
 1)腰背筋による運動制御
 2)内腹斜筋横行下部線維の荷重に関する機能
 3)大殿筋の荷重に関する機能
 4)筋連結による体幹の安定化機構
参考文献
運動と現象を捉えるためにはじめに理解してほしいこと

第3 章 運動と現象
1. 骨盤前傾・後傾
 1)座位姿勢における骨盤前傾・後傾の捉え方
 2)座位姿勢における骨盤前傾および後傾に関与する筋活動について
 3)立位姿勢における骨盤前傾・後傾の捉え方
 4)立位姿勢における骨盤前傾・後傾に関与する筋活動について
2. 骨盤回旋
 1)座位姿勢における骨盤回旋の捉え方
 2)座位姿勢における骨盤回旋に関与する筋活動について
 3)立位姿勢における骨盤回旋の捉え方
 4)立位姿勢における骨盤回旋に関与する筋活動について
3. 骨盤挙上・下制
 1)立位姿勢における骨盤挙上・下制の捉え方
 2)立位姿勢における骨盤挙上に関与する筋活動について
 3)座位における骨盤挙上・下制の捉え方
 4)座位姿勢における骨盤挙上・下制に関与する筋活動について
4. 体幹側方傾斜
 1)立位姿勢における体幹側方傾斜の捉え方
 2)立位姿勢における体幹側方傾斜に関与する筋活動について
 3)座位姿勢における体幹側方傾斜の捉え方
 4)座位姿勢における体幹側方傾斜に関与する筋活動について
5. 体幹前傾
 1)座位姿勢における体幹前傾の捉え方
 2)座位姿勢における体幹前傾に関与する筋活動について
 3)立位姿勢における体幹前傾の捉え方
 4)立位姿勢における体幹前傾および体幹後傾に関与する筋活動について

第4 章 座位における体幹・骨盤の機能と運動療法
1. 座位での前方リーチ肢位保持における大殿筋および内側・外側ハムストリングスの筋活動について
 1)研究目的
 2)方法
 3)結果
 4)考察
 5)まとめ
 6)運動学的解釈に基づく運動療法
2. 座位での側方体重移動時における移動側中殿筋・大腿筋膜張筋・大殿筋上部線維の筋電図積分値
 1)研究目的
 2)方法
 3)結果
 4)考察
 5)まとめ
 6)運動学的解釈に基づく運動療法
3. 座位での側方リーチ動作時における座面の圧中心(COP)と体幹筋および股関節周囲筋の活動の変化について
 1)研究目的
 2)方法
 3)結果
 4)考察
 5)まとめ
 6)運動学的解釈に基づく運動療法
4. 座位での側方リーチ動作における座面の圧中心(COP)の変位と内腹斜筋の筋活動について
 1)研究目的
 2)方法
 3)結果
 4)考察
 5)まとめ
 6)運動学的解釈に基づく運動療法
参考文献

第5 章 立位における体幹・骨盤の機能と運動療法
1. 直立位および立位での側方への体重移動保持における内腹斜筋・外腹斜筋の筋活動について
 1)はじめに
 2)方法
 3)結果
 4)考察
 5)まとめ:直立位における内・外腹斜筋の筋活動について
 6)まとめ:立位での側方への体重移動保持における内・外腹斜筋の筋活動について
 7)運動学的解釈に基づく運動療法
2. 直立位および立位での側方への体重移動保持における内腹斜筋・外腹斜筋の組織硬度について
 1)はじめに
 2)方法
 3)結果
 4)考察
 5)まとめ:直立位における骨盤内腹部の筋硬度について
 6)まとめ:立位での側方への体重移動保持における側腹部、前腹部、骨盤内腹部の筋硬度について
 7)運動学的解釈に基づく運動療法
3. 立位での側方への体重移動における腰背筋・足部周囲筋の筋活動について
 1)はじめに
 2)方法
 3)結果
 4)考察
 5)まとめ
 6)運動学的解釈に基づく運動療法
参考文献

著者略歴

監:鈴木俊明
昭和61年 京都大学医療技術短期大学部 理学療法学科を卒業。
昭和63年から母校の教員(助手)となり、筋電図研究を行う。
平成6年に関西鍼灸短期大学 神経病研究センター講師、平成13年に同助教授、平成15年には関西鍼灸大学 助教授。
また、平成14年には藤田保健衛生大学(現藤田医科大学)より博士(医学)授与される。
平成19年に関西医療大学保健医療学部 理学療法学科 教授、平成23年には同大学院 教授となる。
現在、関西医療大学大学院 保健医療学研究科 研究科長、関西医療大学 教務部長として活躍中である。
【書籍】
『体幹と骨盤の評価と運動療法 改訂版』
『脳血管障害片麻痺に対する理学療法評価』
『リハビリテーション神経科学』など著書多数

【社会活動など】
・関西理学療法学会 会長
・(公社)大阪府理学療法士会 副会長、理事
・第27回大阪府理学療法学術大会 大会長(2015年)
・公益社団法人日本理学療法士協会代議員(2015年度~)
・雑誌「関西理学療法」編集委員長 など

ISBN:9784904862490
出版社:運動と医学の出版社
判型:B5変
ページ数:215ページ
定価:4800円(本体)
発行年月日:2021年09月
発売日:2021年10月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MNC