著者略歴
著:朴景利
1926年、慶尚南道統営市生まれ。
晋州高等女学校、ソウル家庭保育師範学校(世宗大学の前身)卒。
1955年に短編小説「計算」でデビュー、1957年に短編「不信時代」で 『現代文学』新人賞受賞。以後、次々と長編作品を発表し、各種文学賞を受 賞して実力派の作家としての地位を確かなものにすると同時に、韓国の女性作家の草分け的存在となった。
1969年から25年間にわたって書き継がれた大河小説『土地』は代表作であり、韓国現代文学における最も優れた作品の一つと評される。また「国民文学」として韓国で愛されてきたベストセラー小説でもある。
1994年に『土地』が完結した後も小説、詩、エッセイを書き続けた。晩年には環境問題に関心を深め、江原道原州の自宅菜園で有機栽培などしながら、意欲的に執筆を続けた。2008年没。享年81歳。
監:金 正出
1946年青森県生まれ。1970年北海道大学医学部卒業。
現在、美野里病院(茨城県小美玉市)院長。医療法人社団「正信会」理事長、社会福祉法人「青丘」理事長、青丘学院つくば中学校・高等学校理事長も務める。
訳書に『夢と挑戦』(彩流社)などがある。
訳:吉原育子
新潟市生まれ。埼玉大学教育学部音楽科卒業。
ソウルの成均館大学などで韓国語を学ぶ。韓国文学翻訳院短期集中課程修了。
訳書に『亡き王女のためのパヴァーヌ』(クオン)、『楽器たちの図書館』(共訳、クオン)、『お母さん取扱説明書』(金の星社)、『私は男より預金通帳が好き』(草思社)、『サムスン式仕事の流儀』『私は妻との結婚を後悔している』(ともにサンマーク出版)、『立ち止まれば、見えてくるもの』(共訳、日本文芸社)など。
ISBN:9784904855492
出版社:クオン
判型:4-6
ページ数:524ページ
価格:2800円(本体)
発行年月日:2019年10月
発売日:2019年10月25日