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クオン 知のフォーラム

韓国・朝鮮の知を読む

編:野間秀樹

紙版

内容紹介

【史上初、日韓の知性が共にする〈知の万華鏡〉】
この本は、日本と韓国の知識人140名が集い、日本語圏の読者に向けて韓国の〈知〉についての書物を語る本となっている。各執筆者がそれぞれ1冊から 5冊ほどの、韓国の〈知〉に関わる書物を推薦し、それをめぐって2000字ほどを執筆するというものである。
日本からは韓国学の研究者はもとより、韓国でも知られた柄谷行人(思想家)など、知識人80名ほど執筆している。日本のどういう知識人たちが、またどのような本について執筆しているのか、それだけでも知的な関心を開かせてくれる本となっている。

『韓国・朝鮮の〈知〉を読む』は、一言で言えば日韓の知性が共にする〈知の万華鏡〉である。韓国の大衆的な文化は、今日世界に広く知られつつあるが、韓国の〈知〉といった深いところについては、いまだあまり知られていないと言ってもよい。

日本と韓国の 140名の知識人が共にするこうした書物は、もちろん書物というものが始まって以来、歴史始まって以来のものである。

著者略歴

編:野間秀樹
言語学、朝鮮言語学、日韓対照言語学、韓国語教育。
国際教養大学客員教授、1996年-1997年ソウル大学校韓国文化研究所特別研究員。前東京外国語大学大学院教授。
著書に『ハングルの誕生--音(おん)から文字を創る』 (平凡社。2010年、第22回アジア・太平洋賞大賞。 金珍娥・金奇延・朴守珍共訳の韓国語版は『朝鮮日報』、『東亜日報』、教保文庫それぞれの〈2011年今年の本〉に選定)、『韓国語 語彙と文法の相関構造』(韓国・太学社。2003年度大韓民国学術院優秀学術図書)、『新・至福の朝鮮語』(朝日出版社)など。
編著書に『韓国語教育論講座』全4巻(くろしお出版)、『韓国語学習講座 凜RIN 』全5巻(大修館書店)など。
2005年大韓民国文化褒章。
2012年韓国のハングル学会より周時経 (チュ・シギョン )学術賞。
8回の個展、リュブリアナ国際版画ビエンナーレ展、ブラッドフォード国際版画ビエンナーレ展など美術家としての活動もある。第13回現代日本美術展佳作賞受賞。

ISBN:9784904855188
出版社:クオン
判型:A5
ページ数:600ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2014年02月
発売日:2014年02月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPK