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欧文活字

著:高岡 重蔵

紙版

内容紹介

【2023年5月現在、新本が定価(2,000円+税)で購入可能】
優れた欧文組版で海外での評価も高い嘉瑞工房の高岡重蔵が1948年に著した名著『欧文活字』が、新たに巻頭・巻末付録つきの新装版として復活。 (※新装版は復刻ではなくて新組です。)
 「日本の欧文印刷のレベルを西洋並に引きあげたいと願い、現場の人が気軽に読め、欧文書体、組版の基礎的資料になるような啓蒙書的な入門書」として書かれた本書は、活字組版技術者のバイブルともいわれ版を重ねた。欧文活字、そして欧文書体の奥深い世界を知る上で欠かせない入門書として、本書の価値は未だ失われていない。
 新装版では本文を新組に、巻頭には現嘉瑞工房代表・高岡昌生の活版原版刷作品4点(ワーズワースの詩を組版)、巻末には高岡重蔵のタイポグラフィ習作集「Light up won’t you?」とタイポグラフィ作品集「Wandering from type to type」を付した。本文はもとより、巻頭付録で美しい本当の活版印刷作品を、巻末付録で重蔵氏の習作時代と円熟期の作品を、ぜひ楽しみあれ。 ※本文以降はオフセット、カラーページは高精細FMスクリーニングで印刷。

目次

巻頭付録
 活版原版刷作品 組版・印刷 高岡昌生

欧文活字
 I. 欧文活字
  1. 欧文活字の各部の名称/2. 欧文活字の上面各部/3. 文字線各部の名称/4. フォント/5. シリーズ/6. ファミリー
 II. 欧文活字書体
  1. 欧文書体の8系統/2. 本文用活字書体/3. ディスプレイ・タイプ
 III. 欧文活字の使用法
  1. 活字の選定/2. 異書体混用の法則/3. タイプライター書体
 IV. 備えつけ書体の選定
  1. 常備書体/2. 自動鋳植機について/3. 外国活字界の現況/4. 戦後の日本欧文活字界

巻末付録
 タイポグラフィ習作 1942
 タイポグラフィ作品集 1973

復刻版『欧文活字』刊行にあたって
新装版刊行にあたって
付録作品解説

著者略歴

著:高岡 重蔵
1921年(大正10)東京生まれ。有限会社 嘉瑞工房 相談役。Fellow of the Royal Society of Arts(英国王立芸術協会フェロー)。主な著作:『欧文活字とタイポグラフィ』(共著、印刷学会出版部、1966)、『「印刷雑誌」とその時代 実況・印刷の近現代史』(共著、印刷学会出版部,2007)。

ISBN:9784904596005
出版社:烏有書林
判型:文庫
ページ数:132ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2010年06月
発売日:2010年07月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TDPP