心理療法のためのリラクセイション入門
主動型リラクセイション療法《サート》への招待
著:大野 博之
内容紹介
心理療法のなかでのリラクセイションとして手軽に使えるワザ!
「動作法」のセラピストとして名高い著者が多くの臨床経験の後にたどりつき,開発したリラクセイション法「主動型リラクセイション療法(サート:SART)」を詳解した1冊。
クライエントひとりでも施行可能で,こころとからだをつなぐワザが,それらの動作課題のイラストと丁寧に解説した文章で,だれでもわかる! だれでもできる!
目次
はじめに――新しいリラクセイションで世界が変わる
第 I 部 からだとこころの心理療法
第1章 心身複合体としての人間
1.からだと性格
2.からだと感情
3.からだと知覚
4.からだとコミュニケーション
5.緊張と心身の不適応
第2章 従来の心理療法におけるリラクセイション
1.催眠療法とリラクセイション
2.行動療法とリラクセイション
3.自律訓練法とリラクセイション
4.漸進的弛緩法とリラクセイション
5.自己コントロール法とリラクセイション
6.動作法とリラクセイション
第 II 部 サートを学ぶ
第3章 主動型リラクセイション療法:サート――その基本理論
1.サート・スピリッツ─サートにおける人間理解
2.サートの主要概念
3.自分感
4.サートの主要概念の関連性
第4章 サートの基本技法
1.サート面接の特徴と効用
2.サートの基本技法とその進め方
3.プレ・アセスメント
4.サートの基本姿勢:側臥位姿勢
5.課題の実施
6.系統 I (上体のリラクセイション)
7.系統 II (下体のリラクセイション)
8.系統 III (全体のリラクセイション)
9.ポスト・アセスメント
10.心理治療としてのサート面接の実際
11.課題実施全般における留意点
第5章 ひとりサート
1.ひとりサートの心得
2.進め方
3.ひとりサートの実際
第 III 部 サートの実践
第6章 事例から理解するサート
1.アルコール依存・うつ症状の画家の事例
2.急性リンパ性白血病を患ったSさんの事例
3.0歳の脳に損傷のある肢体不自由児(A児:#1時に月齢10カ月)
4.サートを用いて過敏性腸症候群の症状が改善した男子高校生の事例
5.受験不安を抱える吃音症の青年の事例
6.子育て支援事業におけるサートの活用
ISBN:9784904536223
。出版社:遠見書房
。判型:4-6
。ページ数:192ページ
。定価:2400円(本体)
。発行年月日:2011年06月
。発売日:2011年06月30日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ。