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谷郁雄エッセイ集 日々はそれでも輝いて

著:谷郁雄
絵:nakaban

紙版

内容紹介

詩と詩人と写真家たちの素顔を若き日のおもい出とともにつづる初めてのエッセイ集。

目次

●暮らしたところと Ⅰ 
山のてっぺんにある下宿 京都・左京区北白川山田町)
高田馬場の木造ボロアパート 新宿区下落合

●本と詩人と
朝狂って 吉増剛造
風に吹かれて ボブ・ディラン
詩人から頭の固いひとに ラングストン・ヒューズ
吠える アレン・ギンズバーグ
うつむく青年 谷川俊太郎
地獄の季節 アルチュール・ランボオ
村の暗黒 田村隆一
金はなくても、雨はたっぷり チャールズ・ブコウスキー
五十歳の男 ヘルマン・ヘッセ
詩の好きな人もいる ヴィスワヴァ・シンボルスカ
夜になると鮭は レイモンド・カーヴァ―
失くしたもの 長田弘
盲人 ホルヘ・ルイス・ボルヘス
アルフレッド・プル―フロックの恋歌 T・S・エリオット
うちへおいでよ トム・ウェイツ
港市の秋 中原中也
夜のパリ ジャック・プレヴェール
弓 与謝野晶子

●暮らしたところと Ⅱ
庭に柿の木のある借家 練馬区関町北
閑静な住宅街の白いアパート 杉並区松の木

●自著と写真家と
自分にふさわしい場所 ホンマタカシ
日々はそれでも輝いて 佐内正史
無用のかがやき リリー・フランキー
定員オーバー 長島有里枝
実況中継 浅田政志
空を見上げる 石川直樹
思春期 青山裕企
君のとなりに 谷今日子
表紙のない本を作りませんか? 寄藤文平

●暮らしたところと Ⅲ
善福寺川のほとりのマンション 杉並区堀ノ内

あとがき

著者略歴

著:谷郁雄
1955年三重県生まれ。同志社大学文学部英文学科中退。90年『死の色も少しだけ』(思潮社)で詩人デビュー。93年『マンハッタンの夕焼け』(思潮社)がBunkamuraドゥマゴ文学賞候補に。詩集に『自分にふさわしい場所』(写真・ホンマタカシ)、『定員オーバー』(写真・長島有里枝)以上、理論社。『実況中継』(写真・浅田政志 実業之日本社)、『空を見上げる』(写真・石川直樹 武田ランダムハウスジャパン)、『君のとなりに』(写真・谷今日子 角川学芸出版)、『思春期』(写真・青山裕企 ピエ・ブックス)、『無用のかがやき』(写真・リリー・フランキー 実業之日本社文庫)、『透明人間⇄再出発』(写真・青山裕企 ミシマ社)ほか多数。

ISBN:9784904292204
出版社:ナナロク社
判型:4-6変
ページ数:296ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2011年12月
発売日:2011年12月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNL