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みんなの家。

建築家一年生の初仕事

著:光嶋 裕介
鼎談ゲスト:井上 雄彦
鼎談ゲスト:内田 樹

紙版

内容紹介

合気道の道場と能舞台のある武家屋敷のような家
──内田樹さんの道場兼自邸「凱風館」ができるまで!

独立したての若き建築家に初めての依頼が舞い込んできた。
施主は当代きっての論客、内田樹さん。
1階が合気道の道場兼寺子屋、2階が自宅の
武家屋敷のような家にしたいという!
この難題に天然素材と匠のチームで挑んだ新人建築家の物語。

◎「ほぼ日刊イトイ新聞」の好評連載、待望の書籍化!
◎漫画家の井上雄彦さんを凱風館に迎えて、
 内田樹さん、著者とのスペシャル鼎談を収録。

「この本はほんとうにひさしぶりに『日本の青年』が書いた本である」
──── 内田 樹(思想家・武道家・「凱風館」館長)

目次

1 はじめての依頼
2 施主との出会い
3 「イメージは武家屋敷」
4 水晶のような家
5 初めてのプレゼン
6 フォルコラ──ヴェネチアで見つけた宝物
7 命名『凱風館』
8 建築家は指揮者
9 美山町・小林直人さんの杉
10 国産の木で家を建てるということ
11 施工者は中島工務店に決定
12 加子母村から檜の家づくり
13 凱風館、出発──快晴の地鎮祭
14 ポルトガルで巨匠と逢う
15 縁の下の力持ち──金箱先生の構造設計
16 大工たちの身ぶりと息づかい
17 大地の壁をつくる
18 土のソムリエ・井上良夫さん
19 淡路のカメラマン・山田脩二さん
20 カーテンを超えるカーテンをめざす・安東陽子さん
21 時間に耐える建築──アルハンブラ宮殿と東大寺南大門
22 名脇役たち
23 魂の画家・山本浩二画伯
24 「鏡」としての「老松」
25 「凱風館竣工記念」マラソン
26 みんなの家。
スペシャル鼎談「凱風館へようこそ」 井上雄彦[漫画家]×内田樹[施主]×光嶋裕介
あとがき

著者略歴

著:光嶋 裕介
1979年、米ニュージャージー州に生まれ、トロント、マンチェスターで少年期を過ごす。早稲田大学理工学部建築科で石山修武に師事。大学院修了後、独ベルリンの建築事務所ザウアブルッフ・ハットン・アーキテクツに4年間勤務。2008年に帰国し、光嶋裕介建築設計事務所を主宰。桑沢デザイン研究所非常勤講師、2012年より首都大学東京助教。凱風館の設計によりSD REVIEW 2012に入選。ドローイング集『幻想都市風景』(羽鳥書店)を2012年に上梓。

ISBN:9784903951560
出版社:アルテスパブリッシング
判型:4-6
ページ数:228ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2012年07月
発売日:2012年07月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AMK