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教養としてのバッハ

生涯・時代・音楽を学ぶ14講

編:礒山 雅
編:久保田 慶一
編:佐藤 真一

紙版

内容紹介

「バッハの音楽は、学びの段階に応じて発見の喜びを与えてくれる、報いの多い対象である」(礒山雅)
バッハ時代のドイツは?
当時話されていたドイツ語は?
ルターがバッハに残した遺産とは?
バッハはどんな楽器・奏法・音響・音律を想定して作曲したのか?
19世紀にバッハ復興が起こったわけは?
ルター派のバッハがなぜカトリックのミサ曲を書いたのか?──
バッハ研究の第一人者・礒山雅をはじめ9人の著者による14の講義が、バッハという類なき知の水脈へ誘う。

目次

はじめに(礒山 雅)
第1講 バッハの生涯──バッハ研究をめぐる諸問題(礒山 雅)
第2講 バッハ時代のザクセン選帝侯国──17世紀末から18世紀前半のドイツ(佐藤真一)
第3講 ルターとコラール──その神学とことば(宮谷尚実)
第4講 バッハと神(礒山 雅)
第5講 バッハのクラヴィーア音楽──演奏者の立場から(加藤一郎)
第6講 音響学からみたバッハの時代(森 太郎)
第7講 バッハ時代の楽器(中溝一恵)
第8講 バッハと流行(礒山 雅)
第9講 バッハの家庭、生活、教育(久保田慶一)
第10講 18世紀ドイツの言語と文化(末松淑美)
第11講 バッハの音楽頭脳(礒山 雅)
第12講 父ゼバスティアンと次男エマーヌエル(久保田慶一)
第13講 19世紀におけるバッハ(吉成 順)
第14講 ロ短調ミサ曲──宗派の対立を超えて(礒山 雅)
おわりに(佐藤真一)

著者略歴

編:礒山 雅
国立音楽大学招聘教授、日本音楽学会会長、サントリー芸術財団理事、いずみホール音楽ディレクター
編:久保田 慶一
国立音楽大学教授
編:佐藤 真一
国立音楽大学教授

ISBN:9784903951539
出版社:アルテスパブリッシング
判型:A5
ページ数:208ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2012年03月
発売日:2012年04月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVM