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原発から見えたこの国のかたち

著:鈴木 耕

紙版

内容紹介

脱原発社会への終わりなき始まりの記録!

目次

終わりなき《まえがき》
第1章 原発さえなかったら…
  1 哀切な遺書
  2 ごめんなさい、おばあさん
  3 飯舘村の、帰らざる日々…
  4 猛暑と節電と自殺者たち
  5 「日本総ウツ列島」の冬
  6 多発する地震と原発
第2章 原発と想像力
  1 日本国2分割案
  2 原発立地県産日本酒拒否宣言
  3 女性に期待するしか…
  4 「非共存」という考え方
  5 原発事故と想像力
  6 もし神が原発を運転するならば…
  7 男と女と原発と
第3章 原発はいらない20の理由
  1 原発は地域社会を崩壊させる
  2 原発マネーが地域財政をいびつにする
  3 原発は人々を豊かなどにしない
  4 日本の原発事故は連鎖する
  5 原発は地震にさえ耐えられない
  6 「ウソつき」に原発はまかせられない
  7 反原発派は脅される
  8 東電が全原発を止めても電力不足にはならなかった…
  9 「原発電力が3割」はほんとうか?
  10 原発をチェックできない規制機関
  11 原発が「多重防護」で守られているという妄信
  12 放射性物質放出の恐怖
  13 「内部被曝」こそ危険
  14 活断層上の原発
  15 「発送電分離」で原発はいらなくなる
  16 自然エネルギーとスマートグリッド
  17 代替エネルギーはたくさんある
  18 原発の電気代はものすごく高い
  19 諸外国の脱原発への流れ
  20 原発は日本を滅ぼした…
第4章 原発事故と被曝
  1 医学界の、ある流れ
  2「学校再開」よりも「学校疎開」を
  3「専門家」とマスメディア
  4 なお終わらないチェルノブイリ、これから始まるフクシマ
  5「除染」は「移染」である
  6「事故収束宣言」と「晩発性障害」
  7 責任はどこに、誰に?
第5章 原発マフィア
  1 財界人という名の「軍人」たち
  2「汚染企業」と「汚染人物」
  3 私たちは憲法で守られているか?
  4 班目春樹氏の改心?
  5 映画『原子力戦争』と「東大話法」
第6章 原発と政治家
  1 野田「新」首相への6つの疑問
  2 原発に「第3項」などありえない
  3 野田首相は、財界とアメリカの…
  4 まるで事故などなかったかのように…
  5 原発再稼働をめぐる腐食の連鎖…
  6 「集団自殺」などしたくない
第7章 原発とメディア
  1 他山の石
  2 新聞、読み比べて見えてくること
  3 自滅する国家、自壊するマスメディア
  4 何を報道するかが問われている
  5 取材現場の大手とフリー
  6 原発とマスメディア
終わりが見えない《あとがき》

著者略歴

著:鈴木 耕
1945年、秋田県大仙市生まれ。
早稲田大学文学部文芸科卒。集英社に入社。
『月刊明星』『月刊PLAYBOY』『週刊プレイボーイ』など。のち、「集英社文庫」『週刊プレイボーイ』『イミダス』などの編集長を経て、「集英社新書」創刊に参加、新書編集部部長。
2006年退社、フリー編集者&ライターに。

著書
・スクール・クライシス 少年Xたちの反乱(角川文庫)
・目覚めたら、戦争。(コモンズ)
・沖縄へ―歩く、訊く、創る(リベルタ出版)
・反原発日記―原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな
 (「マガジン9」ブックレット)

ISBN:9784903724331
出版社:リベルタ出版
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2012年07月
発売日:2012年07月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:THY