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21世紀歴史学の創造 4

帝国と帝国主義

著:木畑 洋一
著:南塚 信吾
著:加納 格

紙版

内容紹介

9・11以降のアメリカを、帝国という言葉で語ろうとする試みが一時期きわめて盛んとなったが、そうした帝国論・帝国主義論のなかにはしっかりとした歴史的な視座を欠いたものも多く、われわれが生きている現在の世界の特質を見据えるためには、世界史における帝国・帝国主義という問題を改めて考えることが求められている。 本巻では、総論において、帝国と帝国主義を歴史的に取り上げていく際に必要な主要な論点を検討した後、各論において、中部ヨーロッパで長期にわたって存続したハプスブルク帝国、ユーラシア大陸に広大な「陸の帝国」を築いたロシア帝国、史上最大の版図を有することになったイギリス帝国という三つの帝国の歴史像を描いていく。

目次

総 論 帝国と帝国主義                             木畑洋一
第1部 ハプスブルク帝国と帝国主義―「二州併合」から考える―    南塚信吾
第2部 ロシア帝国論―「陸の帝国」の成立と統治―            加納 格
第3部 陽の沈まぬ帝国―イギリス帝国論―                 木畑洋一

著者略歴

著:木畑 洋一
成城大学教授
著:南塚 信吾
NPO世界史研究所長
著:加納 格
法政大学教授

ISBN:9784903426631
出版社:有志舎
判型:4-6
ページ数:320ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2012年09月
発売日:2012年09月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHD