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20世紀の戦争

その歴史的位相

編:メトロポリタン史学会

紙版

内容紹介

20世紀は「戦争の世紀」であった。義和団の乱とボーア戦争によって20世紀は幕を開け、第一次・第二次世界大戦という未曾有の大戦争を人類は経験した。戦後も、中東戦争・ベトナム戦争・湾岸戦争、さらには世界各地で内戦・紛争が頻発し、この100年間でほんの一時期を除いて地球上に戦争が無かった年は無いといわれる。本書は、このような「戦争」という角度から20世紀を再考し、戦争が何を変え、何を生み出し、何を人類から奪ったのかを問い直して、現在の私たちが立つ位置を知ろうとする試みである。

目次

 二〇世紀の戦争―序文にかえて―                  白川耕一
Ⅰ 「戦争」の諸相
一 「帝国の総力戦」としての第一次世界大戦           木畑洋一
 二  エイジェンシー(行為主体性)と「被害と加害の重層性」  小野寺拓也
 三 戦争の「かたち」と軍民関係                    加藤陽子
 四 現代戦争の特徴と自衛隊の兵器体系              山田 朗 
Ⅱ 「戦争」を見る視角
 五 世界大戦に対して警告を発した人たち            佐々木隆爾 
 六 ベトナム戦争の世界史的意義                  古田元夫
 七 「二〇世紀の戦争」を考える                   油井大三郎           

ISBN:9784903426594
出版社:有志舎
判型:4-6
ページ数:270ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2012年07月
発売日:2012年07月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHB