イギリス帝国と帝国主義
比較と関係の視座
著:木畑 洋一
紙版
内容紹介
かつて地球上の陸地の四分の一を支配したといわれるイギリス帝国。その影は、21世紀の現在にまでも長くのび、「未完の脱植民地化」という問題を残し続けている。そのイギリス帝国と帝国主義の歴史を、日本帝国とも比較しつつ論じ、「帝国史」の新たな局面をひらく。
目次
はじめに
I 帝国主義への視座
第1章 世界史のなかの帝国・帝国主義
第2章 帝国意識論
II 帝国主義の諸相 イギリスと日本
第3章 帝国主義時代の帝国祭典
—ヴィクトリア女王の即位記念式典—
第4章 帝国主義世界体制と日本
第5章 イギリスと日本の植民地統治
III 脱植民地化と帝国の残映
第6章 「帝国の総力戦」としての二つの世界大戦
第7章 帝国から連邦へ
—コモンウェルスにかけた夢—
第8章 未完の脱植民地化
引用文献リスト
初出一覧
あとがき