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国際社会と現代史

ボスニア内戦

グローバリゼーションとカオスの民族化

著:佐原 徹哉

紙版

内容紹介

ボスニア内戦は、1990年代のヨーロッパで「民族浄化」と呼ばれる残虐行為やジェノサイドを現出させた。この内戦の本質は民族の怨念だったのだろうか? 本書は、市民同士が突然「殺し合う」ようになった
真の原因が、グローバリゼーションの圧力であったことを、ボスニア社会の構造と歴史から明らかにした。ボスニアで起こったことは、カオス化する現代社会に共通する病理であり、どこでも起こりうるのだ。我々はこの暴力の連鎖をどう断ち切るのか。

目次

ボスニア内戦と民族浄化—はじめに—
I ボスニア内戦の歴史的背景
II 虐殺の記憶
III 冷戦からグローバリゼーションへ
IV ユーゴ解体—「グローバリゼーション」の戦争—
V 内戦勃発
VI 民族浄化
VII ジェノサイド
VIII ボスニア内戦のメカニズム
あとがきにかえて—戦後のボスニアとジェノサイド言説—
注   記

著者略歴

著:佐原 徹哉
明治大学准教授

ISBN:9784903426129
出版社:有志舎
判型:4-6
ページ数:460ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2008年03月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1DZTH