出版社を探す

「ちがい」がある子とその親の物語 Ⅰ

ろう、低身長症、ダウン症の場合

著:アンドリュー・ソロモン
他訳:依田 卓巳
他訳:戸田 早紀

紙版

内容紹介

10年の歳月をかけ、300組超の親子を取材
数多の賞に輝き、アメリカ・イギリス・ドイツ・ロシア・中国・韓国など
世界23カ国で刊行された世界的ベストセラーノンフィクション
待望の邦訳!

映画「いろとりどりの親子」原作

親子とは?愛情とは?人間性とは?をめぐる、かけがえのない記録

【本書への賛辞】

科学と文化と強い共感が融合した、型破りの作品。
自分とは全然ちがうと思っている人々とのあいだにも、
じつは想像よりはるかに多くの共通点があることを教えてくれる。
── マルコム・グラッドウェル(ジャーナリスト。『ティッピング・ポイント』著者)

最近読んだなかで群を抜いて素晴しい本。
勇気と思いやりに満ち、驚くほど人間味があって、途中でやめることができなかった。
── シッダールタ・ムカジー (医師・腫瘍学者。『がん』『遺伝子』著者)

この本は、私たちのアイデンティティのあり方について、類のない学びの機会を与えてくれる。
洞察、共感、知性に満ちた本書を読めば、あなたの心が開かれるだろう。
── エリック・カンデル(ノーベル賞生理学・医学賞受賞者)

10年に1度しか出会えない記念碑的名著。
── スティーブン・ピンカー (心理学者。『21世紀の啓蒙』著者)

まさにノンフィクションの傑作。
学識と思いやりのみごとな結晶。
「ちがい」とは何かを大胆かつ明快に再定義したこの本は、
心理学者、教師、とくに親たちの必読書だ。
── USAトゥデイ紙

もっとも苛酷な困難をかかえた親たちを多数取材した本書によって、
私たちは人間の「ちがい」を理解する方法について、いやでも再検討させられる。
読者を考えさせ、さらにもう一度考えさせる──そこに、この類まれなる本の最大の美点がある。
──フィリップ・ゴーレイヴィッチ (ジャーナリスト。『ジェノサイドの丘』著者)

●続刊刊行予定●

2021年7月刊行予定
「ちがい」がある子と その親の物語 II
自閉症、統合失調症、重度障がい、神童の場合

2021年12月刊行予定
「ちがい」がある子と その親の物語 III
レイプで生まれた子、犯罪者になった子、トランスジェンダーの場合

目次

1章 息子
2章 ろう(聴覚障がい)
3章 低身長症
4章 ダウン症

以下続刊

「ちがい」がある子と その親の物語 Ⅱ
5章 自閉症
6章 統合失調症
7章 重度障がい
8章 神童

「ちがい」がある子と その親の物語 Ⅲ
9章 レイプで生まれた子
10章 犯罪者になった子
11章 トランスジェンダー
12章 父

著者略歴

著:アンドリュー・ソロモン
政治、文化、心理学分野の研究、著述家。
2001年『真昼の悪魔』で全米図書賞受賞。ピューリッツァー賞の最終候補、
ロンドン・タイムズ紙「過去10年のベスト100冊」にも選出。
特異な子とその親を研究した本書も高く評価され、2012年全米批評家協会賞(一般ノンフィクション部門)、
ルーカス図書賞、アニスフィールド・ウルフ図書賞など多数受賞した。
ニューヨーカー、ニューズウィーク、ガーディアン各紙に寄稿し、
コーネル大学精神医学講師、イェール大学精神医学部のLGBT担当特別顧問も務める。
www.andrewsolomon.com
他訳:依田 卓巳
翻訳家。
訳書に『チャヴ』『エスタブリッシュメント』(ともに小社刊)、
『セルフ・ドリブン・チャイルド』『使える脳の使い方』(ともにNT T出版)など多数。
他訳:戸田 早紀
翻訳家。
訳書に『不条理な殺人』『浮かんだ男』(ともに東京創元社)、『WOMEN女性たちの世界史大図鑑』(共訳。河出書房新社)など多数。

ISBN:9784903212715
出版社:海と月社
判型:A5
ページ数:356ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2020年12月
発売日:2020年12月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBS