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労働者の所得課税の研究

オンデマンド版

フリーランスの所得区分を中心に

著:林 幸一

紙版

内容紹介

中間的な働き方をする者については,雇用契約等が不明確なものが多く,そこには,企業との力の不均衡から生じる様々な問題が存在する。税と社会保険・労働条件とは,原則として別問題であるとはいえ,給与か外注かの税法上の判断が,雇用と自営との区分のきっかけとなることが多い。本研究は,諸外国の税制を比較法の観点から検討し,わが国における雇用類似の労働者の働き方問題に具体的な示唆を得ることを目的とする。
本書は,雇用と自営,あるいは給与か外注かの所得・消費税法上の区分について規範的に論じるものではなく,力の不均衡から生じる問題解決のため,各国での現状分析の視点から論じるものである。

目次

〈目次〉
序 論
第 1 章 フリーランスの所得区分― 米国(part1)
第 2 章 フリーランスの所得区分― 米国(part2)
第 3 章 フリーランスの所得区分― 英国(part1)
第 4 章 フリーランスの所得区分― 英国(part2)
第 5 章 フリーランスの所得区分―フランス
第 6 章 フリーランスの所得区分―オーストラリア
終 章 ― 労働者の所得分類についての提言 ―

著者略歴

著:林 幸一
1982年 大阪府立大学経済学部経営学科卒
2008年 大阪府立大学大学院経済学研究科博士後期課程修了・博士(経済学)
2015年 広島大学大学院人間社会科学研究科人文社会科学専攻マネジメントプログラム教授
2023年 定年により退職 
同 年 同プログラム客員教授(現在に至る)

ISBN:9784903068695
出版社:広島大学出版会
判型:A5
ページ数:182ページ
価格:2100円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2024年01月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF