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天皇のはなしをしましょう——「あたりまえ」だとおもっていることは、ほんとうにあたりまえなのかしら?

著:彦坂 諦

紙版

内容紹介

生涯をかけて「戦争と人間」を追究してきた著者が問いかける、「日本国民の総意」への疑義。「日本に天皇制って必要だよね」と思う、その「あたりまえ」をひっくりかえす!

目次

第1章 「あたりまえ」だとおもっていることは、ほんとうに、あたりまえなのかしら?
第2章 あなたは天皇を尊敬していますか?
第3章 あなたは徳仁さんが好きですか?
第4章 どうしてもわからないことがあります
第5章 象徴天皇制ってアメリカ製なの?
第6章 これは、わたしたちのいまの生きかたへの罰ではないのか?
第7章 あなたは「国」を愛せますか?
第8章 なぜ、死を意義づけようとするのでしょう?
第9章 明仁天皇は、サイパン島で、なにをしたのでしょう?
第10章 明仁さんのパフォーマンスは、なにを意味していたのでしょう?
第11章 わたしたちに資格がないからこそ
番外編 著者インタビュー

著者略歴

著:彦坂 諦
1933年生まれ。12歳のとき、中国・旅順で敗戦を迎え、16歳で大連から帰国。「大日本帝国」の敗戦という体験によって愛国・軍国少年からの転換を果たす。東北大学で日本史を、早稲田大学でロシア文学を学ぶ。1978年より1995年まで、約17年の歳月をかけて、シリーズ「ある無能兵士の軌跡」全9巻(拓殖書房新社)を完成させ、人々の日常に潜む戦争の根を、人々が内在化している能力信仰や集団同調・異分子排撃などの問題として追究した。他にも『文学をとおして戦争と人間を考える』(れんが書房新社)、『九条の根っこ』(同)、『餓死の研究』(立風書房)、『男性神話』(径書房)など、著書多数。

ISBN:9784902432299
出版社:「戦争と性」編集室
判型:4-6
ページ数:196ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2023年01月
発売日:2023年02月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPH